日本たばこ産業(JT)は17日、火を使わず、煙も出ないたばこ「ゼロスタイル・ミント」を5月中旬に発売する、と発表した。コンビニなどの店頭を中心に、東京都内で売り出し、全国に順次拡大する。
新商品は葉タバコの粉を使用し、鼻などから香りを吸って楽しむかぎたばこの一種で、親しまれている紙巻きたばこに似た形に仕上げた。世界で初の形態という。
ゼロスタイル・ミントはメントールタイプで、吸い口などの本体部分(300円)に、タバコの葉が詰まった詰め替え用カートリッジ(4本入り、400円)をセット。吸うことで味や香りを楽しめ、1本のカートリッジで半日-1日程度使える。
タールはゼロで、ニコチンはJTで最も少ない商品の約20分の1。煙が出ないことなどで、受動喫煙への影響はないとしているが、吸う本人の健康リスクはあるという。
JTは施設管理者の了解を前提にした上で、航空機内といった禁煙スペースなどさまざまな場所で吸うことができるとしている。