松沢成文知事は2日の定例会見で、職場での受動喫煙について「防止対策をどう進めるかの検討に入りたい」と述べ、国の対策見直し作業を見極めたうえで独自規制を検討する考えを明らかにした。
県は4月に全国で初めて民間を含む屋内施設での喫煙を規制する受動喫煙防止条例を施行したが、職場の受動喫煙対策については労働安全衛生法で定めるため、条例制定時に規制対象から外していた。だが、同法に基づく職場の喫煙対策指針は努力義務にとどまり、厚生労働省の審議会で改正が議論されている。受動喫煙防止条例は施行3年後の見直し規定がある。【木村健二】