JR四国は17日、来年3月12日に実施するダイヤ改正に合わせ、特急の喫煙ルームを全廃すると発表した。
JR各社はホームや車内での禁煙を進めており、新幹線と寝台列車を除くと、全国の在来線でたばこが吸えるのはJR四国の特急だけになっていた。同社の田中善一郎(たなか・ぜんいちろう)運輸部長は「社会の流れに合わせた」と説明、授乳スペースや座席などへの転用を検討するとしている。
JR四国によると、現在は土讃線など3路線の特急のうち半数強の90本余りが喫煙ルームを設置。1〜5人がたばこを吸えるスペースで、空気清浄器が付いている。
JR四国広報室は「『喫煙ルームでたばこを吸った人の服についたにおいが気になる』などのクレームがあった」と話している。
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