Lesson223

喫煙で前立腺がん死増加



 喫煙者は非喫煙者に比べて、前立腺がんで死亡する危険性が61%高いとの研究結果を、米ハーバード大などのチームが米医師会誌に発表した。10年以上の禁煙で、危険性は非喫煙者と同程度に下がるという。

 チームは、1986〜2006年に前立腺がんと診断された約5400人を追跡、死因と喫煙との関係を分析した。その結果、診断時にたばこを吸っていた人は、吸ったことのない人に比べ、前立腺がんによる死亡のリスクと、治療後の再発リスクが、ともに61%高かった。

 喫煙によって、より悪性のがんが発生したか、免疫が低下したことなどが考えられるという。

(2011年7月5日 提供:共同通信社)