受動喫煙防止条例を提出へ 千葉・流山、市町村で初
千葉県流山市は25日、受動喫煙による健康被害を防ぐため、公共の場所での喫煙を禁止する受動喫煙防止条例案を9月議会に提出すると発表した。同様の条例は、神奈川県が昨年4月に全国で初めて施行したが、市によると、制定されれば市町村では初めてになる。
条例案は、市役所や学校、公民館などの公共施設や公園では敷地内全てで喫煙を禁止。飲食店やスーパーでは、建物内における禁煙か分煙の実現に努めるとした。
喫煙室を設置する場合は、200万円を上限に費用の4分の1を補助する制度も創設する。
罰則規定は設けず、居酒屋やパチンコ店などは、喫煙者の利用が多いとして適用を除外した。
井崎義治(いざき・よしはる)市長は「受動喫煙による悪影響から市民を保護するため、市や市民、事業者で一体となって展開していく」と説明した。
2011年8月26日 提供:共同通信社