喫煙女性は心臓病の危険大 「医療新世紀」
女性の喫煙者は男性喫煙者に比べ、狭心症や心筋梗塞など、心臓に血液を供給する冠動脈の血流が悪くなって起こる心臓病のリスクが25%高いとの調査結果を、米ミネソタ大などの研究チームが英医学誌ランセット(電子版)に発表した。
チームは、1966年以降に発表された75種類の大規模調査に参加した240万人を対象に、冠動脈性心臓病を発症した約4万4千人のリスク要因を分析した。
ロイター通信によると、男女差が生じる原因としてチームの研究者は、女性喫煙者の方がより深く煙を吸い込んだり、有害な物質を吸収しやすかったりする可能性を挙げている。