Lesson241

三重県警、警察施設が全面禁煙 来庁者も屋外喫煙所利用



 県警は1日、健康増進法に基づく受動喫煙防止策として、県警本部庁舎などの施設内を全面禁煙とした。

 県警厚生課によると、県警本部や県内18署のほか、津市の県運転免許センターや警察車両なども対象となる。来庁者も含め、屋外に設けられた喫煙所以外での喫煙は禁止だ。

 同課は試行実施として、7月1日から8月31日まで施設内を禁煙としていたが、1日から本格実施とする。県警本部1階には以前、扉付きの喫煙所があったが、煙が玄関などに流入するなどの苦情があったことから、喫煙場所は屋外とした。

 現在の県警職員の喫煙率は32・9%で、喫煙歴30年という県警幹部は「時代の流れだから仕方がないね」と語る。同課の中川博次長は「共通施設なので実施した。来庁者にも協力していただきたい」と話している。

【谷口拓未】

2011年9月2日 提供:毎日新聞社