たばこ税の大幅引き上げを 18学会が厚労省に要請
日本呼吸器学会や日本循環器学会など医科・歯科の18学会は5日、たばこ税の大幅引き上げを求める要望書を厚生労働省に提出した。
「喫煙は趣味や好みではなく、ニコチン依存症という病気ととらえるべきだ」と指摘。命と健康を守るためには、欧米諸国に比べ低いとされるたばこ税を引き上げて禁煙を促進するべきだとした。「1箱が750円になっても税収は減らない」と強調した。
厚労省で記者会見した禁煙推進学術ネットワークの藤原久義(ふじわら・ひさよし)委員長は「喫煙による死者は日本で年に13万人に上る。たばこの消費を減らすために増税が必要だ」と訴えた。
たばこの値段をめぐっては、小宮山洋子厚労相が「1箱700円を目指す」と発言した。