東京都の石原慎太郎知事は23日の記者会見で、受動喫煙防止条例について「オリンピックのビディング(招致)の成否にかかわるなら思い切って考えなくてはいけないかもしれない」と述べ、2020年夏季五輪の東京招致に向け、条例制定を検討する考えを示した。
1992年以降の五輪開催都市は同様の条例や法律があったとする記者の質問に答えた。石原知事は「招致する限り条件を整えなくてはいけない。情報を確かめた上で考える」と強調した。
都スポーツ振興局は「20年五輪のほかの招致都市の状況も調査したい」としている。
都は04年に受動喫煙防止のガイドラインを作って対策を進めている。