世界禁煙デー 医師ら100人、パレードで訴え 愛媛・松山
世界保健機関(WHO)が定める世界禁煙デー(5月31日)を前に、県内の医師や保健師、教員らで作るNPO法人「禁煙推進の会えひめ」(豊田茂樹会長)がこのほど、松山市内で「禁煙デーパレード」(毎日新聞松山支局など後援)を行った。約100人が繁華街でシュプレヒコールを上げながら禁煙を訴えた。
「禁煙は愛です」の横断幕を掲げて大街道商店街をスタート。「職場での受動喫煙をなくそう」「禁煙ありがとう」などと声を上げながら、松山市駅前まで約2キロを歩いた。
豊田会長によると、大街道で吸い殻拾いをしたところ、約3400本と昨年の約700本の5倍弱。同市では歩きたばこ禁止条例が09年12月から施行されているが、豊田会長は「もはや一人一人のマナーに頼る段階ではない」と指摘した。
久万高原町から参加した小学5年生の梅木遥菜さん(10)、同3年生の莉菜さん(8)の姉妹は「たばこは体に悪いんだと大勢の人に伝えたい」と話していた。【津島史人】