喫煙:県民の2割 禁煙の高まり反映−−健康づくり県調査報告 /秋田
県が公表した「健康づくりに関する調査」の報告書によると、喫煙する県民の割合は20・5%で、09年度の前回調査より4ポイント減ったことが分かった。以前は吸っていたがやめたと答えた人は前回比2・5ポイント増の26%で、禁煙志向の高まりを反映しているといえそうだ。
調査は今年6月に郵送によるアンケート方式で実施。県内在住の成人男女3000人を対象とし、1830人から有効回答を得た。結果は県の長期計画を策定するための基礎資料とする。
調査で、たばこを習慣的に吸うと回答したのは男性33・5%、女性9・8%だった。喫煙者のうち、今後やめたいと答えた人の割合は35・9%で、本数を減らしたいとしたのは31・6%だった。1日の平均本数は20本以上が48・1%で最多だった。
飲酒に関する調査では、「ほとんど飲まない」と答えた人が38・6%で最多。「ほとんど毎日飲む」との回答が27・8%で続いた。
「この1カ月間、死にたいと思ったことはあるか」との問いには4・3%が「ある」、11・1%が「少しある」と回答した。【坂本太郎】
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