厚生労働省が6日公表した2011年国民健康・栄養調査で、喫煙率は男性32・4%、女性9・7%となり、いずれも前年から微増したことが明らかになった。過去最大の値上げ幅だった10年のたばこ値上げで禁煙状況に「影響があった」としたのは回答者約3千人の29・2%で、値上げを受け禁煙に踏み切ったのは4・4%だった。
同調査によると、習慣的な喫煙者ら3013人のうち、値上げで喫煙状況に「影響があった」と回答したのは880人(29・2%)。
具体的な内容としては「吸う本数を減らした」が343人(11・4%)で最多。「一時的に本数を減らしたが元に戻った」「一時的に吸うのをやめたが、また吸い始めた」と"期間限定"の影響を挙げた人は281人(9・3%)で、「吸うのをやめた」は132人(4・4%)だった。吸う本数は変わらないが、1本を根元まで吸うようになるなど「吸い方が変わった」と回答した人も59人(2・0%)いた。
10年10月の値上げでは、多くの銘柄の価格が100円以上引き上げられた
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