【アトランタ(米ジョージア州)UPI=共同】受動喫煙により子どものぜんそくが悪化し、気管支炎や肺炎になるリスクが高まるとする調査結果を米疾病対策センター(CDC)関連統計機関の研究者が発表した。
受動喫煙にさらされている子どもとそうでない子どものデータを比較分析し、受動喫煙にさらされた子どもにぜんそくが多いことが確認された。
ぜんそくではない子どもの受動喫煙率は1999年の57%から2010年には44%に減少したが、ぜんそくの子どもの場合は99〜02年で約58%、07〜10年で54%と大きな変化が見られないという。
研究者は「(受動喫煙の健康被害についての)メッセージが喫煙する両親に届いていない」と語った。