校長ら校舎内にたばこ部屋 条例で禁煙 尼崎の小学校
兵庫県の条例で学校敷地内が全面禁煙であるにもかかわらず、尼崎市立小学校の校長らが校舎内に専用の部屋を設け、喫煙を繰り返していたことが5日、分かった。校長は事実を認め、「校外で吸えば、周囲から苦情が来ると思った。反省している」と話しているという。
同市教育委員会によると、喫煙していたのは校長と教頭、臨時講師、校務員の4人。2012年4月に校長が同校に赴任して以降、昼休みや放課後などに喫煙し、部屋には灰皿や消臭剤なども置いていた。今月3日、市教委に匿名の通報があり、校長に事情を聴いたところ認めたという。
市教委は校長を厳重注意し、市内の全小中学校、市立高校、幼稚園に、文書で校園内での全面禁煙の徹底を通知した。(吹田 仲)