フランスは、去年2月に職場内での喫煙を禁止したのに続き、カフェやレストランでの喫煙もことしから全面的に禁じることを決めました。
違反した人には68ユーロ、日本円でおよそ1万円の罰金が科せられることになっており、ヨーロッパではアイルランドやイタリアなどに続く厳しい措置となっています。
その一方で、大型の換気扇のついた専用のスペースや屋外のテラスでの喫煙は認められるほか、大みそかから元日にかけては、どの飲食店も大勢の客でにぎわっているため、フランス政府は、法の厳密な適用を2日からとすることを決めました。
ヨーロッパでは、このほかポルトガルやドイツの一部の州でもことしからレストランを含む公共スペースでの喫煙を原則として禁止しています。ヨーロッパ委員会は、ヨーロッパで毎年60万人以上がたばこが原因で死亡しているとみており、委員会では、飲食店を含む公共スペースでの喫煙を全面的に禁じるよう、加盟各国に勧告しています。
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