禁煙パッチを7月発売 大正製薬
大正製薬は16日、英グラクソ・スミスクライン製造の、皮膚に張り付けるパッチタイプの禁煙補助薬「シガノンCQ」を薬局・薬店で7月1日に発売すると発表した。この製品は既に欧米など世界19カ国で販売しており、一般用医薬品のパッチタイプで世界シェアの約4割を占める。
パッチタイプの商品はノバルティスファーマ(東京)も5月末に発売し、ジョンソン・エンド・ジョンソン(東京)も7月1日に発売予定。禁煙の動きが広がり、政界でたばこ税の大幅増税を検討する動きも出ていることを背景に、各社の競争は激化しそうだ。
ニコチンを含有したパッチを腕などに張ると、皮膚からニコチンが吸収され、禁煙時のイライラなどの症状が緩和される。原則として、最初の6週間は含有量が多いパッチ、次の2週間は含有量が少ないパッチを1日1枚、張り付ける。携帯電話を用いた禁煙支援プログラムも開設する。
含有量が多いパッチの7枚入りは2940円、少ない方の7枚入りは2625円。
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