|
福島第1原発事故で政府の原子力災害対策本部は30日、警戒区域や計画的避難区域の外でも局地的に放射線量が高い「ホットスポット」が対象となる「特定避難勧奨地点」で生活する際の注意点を発表した。
前提として、通常の生活では1年間の積算線量が20ミリシーベルトに達する恐れは小さく「勧奨地点に継続して居住しても差し支えない」と強調。
その上で(1)土や砂が口に入った場合は、よくうがいをする(2)帰宅時に靴の泥をできるだけ落とす―ことなどを列挙。農作業など屋外作業は最小限にとどめ、ほこりが多い場所での喫煙や飲食は避けるよう呼びかけた。
同本部は、4月に公表した、計画的避難区域と「緊急時避難準備区域」での注意点も一部改訂。計画的避難区域では、家財道具の持ち出しなどで立ち入る際も「宿泊は決して行わない」ことを求めた。緊急時避難準備区域に関しては、夏場の半袖・半ズボンでの生活や、窓の開放、エアコンの使用は差し支えないとしている。 |
2011.06.30 提供:共同通信社 |
|