免疫力を高める乳酸菌:健康インフォメーション
細胞壁の厚い「プロテクト乳酸菌」が人の免疫力を高めたり、インフルエンザの感染予防になる可能性があることが、サントリー健康科学研究所とサントリー乳酸菌研究所の試験で分かった。日本食品免疫学会でこのほど発表された。
免疫効果が確かめられたのは、京漬物から発見された植物由来の乳酸菌。通常の乳酸菌に比べて細胞壁が厚く固いため、プロテクト乳酸菌と名付けられた。
30代-60代の男女25人を三つのグループに分け、(1)5億個のプロテクト乳酸菌(2)15億個のプロテクト乳酸菌(3)偽のプロテクト乳酸菌(プラセボ)をそれぞれ2週間摂取してもらった後、採血した。その結果、15億個のプロテクト乳酸菌を摂取したグループはプラセボを摂取したグループに比べ、ウイルスなどを殺す免疫細胞(ナチュラルキラー細胞)がより活性化していた。
また、インフルエンザウイルスを感染させたマウスの実験では、プロテクト乳酸菌を摂取させた群で生存率が高かった。
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