【ワシントン共同】一日に食べる回数が多い女性の方が、少ない女性よりも太らない-。米カリフォルニア大バークリー校の研究グループが10代の女性を対象に実施した調査の結果が、米国の臨床栄養学専門誌に掲載された。ロイター通信が12日伝えた。
研究グループは、食事を抜いてもダイエットにならないことを示していると指摘。しかし同時に「食事の回数を増やすことが肥満対策になる」と結論付けるのも性急だとくぎを刺している。
9〜10歳の女子2100人以上を対象に、食事の回数と体重やウエストの変化との関連を10年間追跡調査。その結果、一日に6回以上食事をしたりスナックを食べたりする人は、3回以下の人よりも体重の増加が抑えられていた。ウエストも同様の傾向が見られた。
この調査に参加していない研究者は、何を食べたかも調査する必要があるとした上で「少量を何度も食べる人の方が空腹を感じず、食べ過ぎることがないのかもしれない」と分析している。