【ナイロビ共同】アフリカ東部ウガンダからの報道によると、同国保健省などは28日、西部キバレ県で今月、エボラ出血熱が発生し、14人が死亡したことを明らかにした。他に6人が感染したという。
感染源は不明。死者には、感染した患者を扱った医療関係者とその子供も含まれる。キバレ県はコンゴ(旧ザイール)との国境に近い。ウガンダ当局は世界保健機関(WHO)や米疾病対策センター(CDC)と協力して対応している。
エボラ出血熱は高熱に加え皮膚などからの出血を伴う感染症。治療法やワクチンはなく致死率が極めて高い。AP通信によると、ウガンダでは2000年にエボラ出血熱が流行して224人が死亡。昨年5月にも当時12歳の少女が死亡した。