消費者庁は2月18日、首からぶら下げるタイプの携帯型空間除菌剤「ウイルスプロテクター」の使用を直ちに中止するよう求める文書を発表した。次亜塩素酸ナトリウムを含み、化学熱傷を起こす事故が発生しているからだ。2月22日には、厚生労働省も自主回収を開始したと報告している。
消費者庁は事故情報を紹介している。少なくとも幼児1人が重傷。保護者がウイルスプロテクターを首から下げて幼児を抱っこしていたところ、幼児の胸部に体幹接触皮膚炎が起きた。この他にも腹部にII度の化学熱傷を起こすなどの報告があるという。
「ウイルスプロテクター」は、ERA JAPANが輸入し、ダイトクコーポレーションが販売していた。ERA JAPANが専用の相談窓口(0120-988-030)を設置している。
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「ウイルスプロテクター」の自主回収を開始しました
消費者庁のリリース文書