SFTS:マダニ感染症、60代男性死亡 /高知
県は27日、マダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)に、県内の60代男性が感染し昨年11月に死亡していたと発表した。県での感染例は2例目で、国内での死亡確認は9人目。
県によると、男性は昨年11月11日、発熱や倦怠(けんたい)感で県内の病院に入院。血小板や白血球の減少、呼吸困難などの多臓器不全と播種(はしゅ)性血管内凝固症候群(DIC)による全身出血で9日後に死亡した。男性に海外渡航歴はないが、山に山菜採りなどに出掛けることが多かったといい、そこでマダニにかまれたとみられる。【最上和喜】
2013年5月28日 提供:毎日新聞社