運動に薬と同等の効果
  

  運動は薬と同じくらい冠動脈疾患や脳卒中などの予防に有効だとする研究結果を英国と米国の共同チームがまとめ、10月1日付の英医学誌BMJに発表した。

 チームは、冠動脈疾患と脳卒中、心不全、血糖値が高い「前糖尿病状態」に対する薬や運動の効果を調べた305の研究をまとめて分析し、薬と運動で死亡率に違いがあるかどうかを比べた。

 その結果、冠動脈疾患の再発予防と前糖尿病状態の予防については、薬と運動の効果に違いはなかった。脳卒中のリハビリ中の人への効果では運動の方が薬よりも有効との結果が出た。心不全では、利尿剤の方が運動よりも有効だった。

2013年10月22日 提供:共同通信社