OSAのCPAP、減量併用効果無し
文献:Julio A,et al.CPAP, Weight Loss, or Both for Obstructive Sleep Apnea.N Engl J Med 2014; 370:2265-2275.
C反応性タンパク質(CRP)値が1.0mg/L以上で肥満の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者146人を対象に、持続的気道陽圧(CPAP)療法と減量介入の併用による増分効果を無作為化比較試験で検証。主要評価項目であるCRP値改善効果において、CPAP療法単独、減量介入単独に比べ、両者併用による有意な増分効果は見られなかった。
OSAのCPAP、酸素投与より血圧低下
文献:Gottlieb DJ,et al.CPAP versus Oxygen in Obstructive Sleep Apnea.N Engl J Med. 2014 Jun 12;370(24):2276-85.
心血管疾患や複数の心血管リスクを有する閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者281人を対象に、持続的気道陽圧(CPAP)療法と夜間酸素投与の心血管リスクへの影響を無作為化比較試験で検証(HeartBEAT試験)。24時間平均動脈圧はCPAP群で教育介入のみの対照群に比べ2.4mmHg、酸素投与群に比べ2.8mmHg低下した。
引用:NEJM 2014年6月18日(水)