ヘルパンギーナ:ウイルス感染症に注意 国の警報基準超す /三重
県は23日、乳幼児を中心に流行する急性ウイルス感染症「ヘルパンギーナ」が、警報発令基準を超えたと発表した。うがいや手洗いなど予防対策を徹底するよう呼び掛けている。
県薬務感染症対策課によると、定点調査している県内45の医療機関(小児科)の14〜20日の1週間の平均患者数が6・62人となり、国立感染症研究所(東京)が定める警報発令基準の6・0人を超えた。県内のヘルパンギーナの流行は2011年7月以来という。
ヘルパンギーナは6〜7月に流行する夏風邪の一種で、突然38〜40度の高熱と、のどの痛み、口内の水ぶくれなどの症状が出る。通常は1週間程度で治るが、まれに髄膜炎を併発して重症化することがある。同室は「症状が出たら早めに受診してほしい」と話している。【田中功一】
引用:毎日新聞社 2014年7月24日(木) 配信