ニキビといえば青春のシンボル。だが働く女性を中心に大人になっても悩む人が増えている。思春期のニキビは皮脂の分泌過剰が原因だが、大人のニキビは肌の乾燥や不規則な生活、便秘、ストレス、長時間の化粧などが絡み合っているのでやっかいだ。
スキンケアに詳しい資生堂の大坪充恵さんは「皮脂を落とそうと洗顔し過ぎると、皮膚のバリア機能が損なわれかえってニキビができやすくなる。化粧水などで水分を補給すべきだ」とアドバイスする。
女性は生理でホルモンバランスが崩れやすいので、特に糖分や脂肪分を控え、ビタミンB群をとるよう心がけることが重要だという。
白いニキビは毛穴の奥に皮脂などが詰まった状態。毛穴が開くと皮脂が酸化して黒っぽく見える(黒ニキビ)。ニキビ菌の働きが活発になり炎症が起きると、痛みを伴う赤いニキビになる。
いずれのニキビも指で触れたりつぶしたりするのはご法度。雑菌が入り込んで化膿(かのう)し、跡が残りやすくなる。市販の治療薬を使い、炎症がひどいようなら皮膚科を受診した方がいい。
長時間の化粧 |
毛穴を詰まらせる恐れ |
過度の洗顔 |
洗顔後は早めに保湿を |
糖分、脂肪分の過剰摂取 |
ごちそうは一皿我慢 |
不規則でストレスの多い生活 |
肌は心身の状態を映す鏡 |
指でつぶす |
化膿して跡が残る恐れ |
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