子宮筋腫になると毎月の月経が怖くなるほど、出血の量が増えることがある。女性の5人に1人は患者といわれ、出血量が5−10倍増えて外出もままならないことも。子宮の壁などにできた良性の腫瘍(しゅよう)だが、日常生活に影響がでるほど症状が重い人は治療が必要になる。
子宮筋腫は女性ホルモンの影響で成長し大きくなる。晩婚・少産化で月経のある期間が延びる女性が増え、患者が増加傾向にあるといわれる。こぶし大になり腹部に触れてしこりがあることがわかる人も。大きな筋腫が複数できることもある。
まず、ホルモン剤を投与して治療する。症状がなかなかよくならないような場合は、筋腫を取り除かなければならない。手術が主流だったが、最近は血管内を通した細い管で薬を腫瘍に送り込む方法や、超音波をあてて焼くといった切除・摘出しない手法もある。
こうした治療法は体への負担が軽くて済むが、効果も比較的低いなどの問題もある。医師とよく相談して「自分に一番合った治療法を選択することが大事」と久我山病院(東京・世田谷)の中村幸雄病院長は言う。
・月経の時の出血量が5−10倍に増える
・貧血になる
・トイレに頻繁に行きたくなる
・排尿・排便がしにくい
・腰痛
・急に太ったような気がする
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