副作用で毎年約20万人死亡 中国、賠償制度要求も
【北京11日共同】中国紙、信息時報(電子版)は11日までに、中国で毎年、約250万人の入院患者が国の検査をパスした薬品で副作用を起こし、うち約20万人が死亡していると報じた。
国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の委員で広東省人民病院副院長の王啓儀氏の話として伝えた。
同紙によると、王氏は、検査に合格した薬品による副作用被害の場合、過失責任を特定するのが困難とした上で、早急に基金を設け、人道的立場から薬害被害者に賠償金を支払うべきだと提案した。
中国では、過去2年間で有毒物質が混入した慢性胃炎などの治療薬により14人が死亡するなど、薬害被害が深刻になっている。
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