ビタミンDに延命効果?
ビタミンDには、がんや心臓疾患による早期死亡を防ぐ効果があるかも―。そんな研究結果をドイツなどの国際共同チームが6月17日付の英医学誌BMJに発表した。
欧米の50〜79歳約2万6千人を追跡したデータを解析。死亡した約6700人のうち約2600人は心臓疾患、約2200人はがんだった。
血液中のビタミンDの量によって五つのグループに分けると、ビタミンDが最も少ない人は最も多い人に比べ死亡リスクが1・6倍で、がん患者に絞ると死亡リスクが1・7倍と高かった。
ただし、病気が原因でビタミンDが減っている可能性もあり、ビタミンDの補充が有効かどうかは不明だとしている。
提供:共同通信社 2014年7月8日(火)