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お口にまつわる記事からいろいろ抜粋しています。
皆さんの快適なデンタルライフの参考にお役立て下さい。


vol.8
-口臭-

自分が思うほどには臭ってない!? 気になる口臭、どうして出る、どう防ぐ。

満員電車で向き合った中年紳士の息に絶句した、その数秒後。
「じゃあ、私の口臭は?」と気になりだして・・・・・・。 原因を突き止めて対策を講じておけば、そんな不安も解消できる。  

結論からいえば、口臭のほとんどは溜まったままの歯垢が原因。歯垢といえば、細菌のかたまり。たとえば、むし歯や歯周病の原因となる細菌が悪さをすると、その結果として悪臭が発生してしまうのだ。  こうした細菌が、口内のタンパク質(新陳代謝で剥がれ落ちた細胞など)を分解すると、メチルメルカプタンを代表とする硫化物がわんさかできる。これが、臭いの直接原因となるわけだ。  だから、しっかり歯垢を落とすのが第一。それでダメなら、歯科医に相談し、ガスクロマトグラフで臭いの量を測ってもらおう。「実際に測定してみると口臭などないのに、あると思い込んでいる人もいます。そんな場合は、よく話を聞いて心理的な原因を探り、納得してもらいます」  とは、東京歯科大学の角田正健先生。内科系の原因もないわけではないが、それとてかなりの重症でないと・・・・・・という話しだ。



-唾液量が減ったときは要注意。 でも、気にしすぎもダメ。-

口臭の強さ、1日の移り変わり

口臭の強さは、一日のうちでも変化する。最も強いのは、朝起きたとき。寝ている間は細菌を押し流してくれるはずの唾液の分泌が少なくなるため、口の中が細菌だらけになっているのだ。 「だから、寝る前のマウスケアを念入りに。ここで細菌の量を減らしておけば起きたときの量もそれなりに少ないはずですから」  と、角田先生。食後に口臭が減るのも、唾液が洗浄してくれるからだという。 「無体臭の人などいないように、無口臭の人もいない。きちんと歯磨きできていれば、問題はありませんよ」

口臭の原因

●口腔内の原因
歯周病 むし歯 口内炎 口腔内悪性腫瘍 口腔内出血 自浄作用の低下(起床時、空腹時など)
●全身的疾患が原因●
耳鼻咽喉系(軽度のものも要注意) 消化器系(重度のもの) 呼吸器系 代謝系、その他
●精神的なもの●
実際には口臭はないのにあると思い込む。

●自分でチェックしてみよう●
他人にはなかなか聞けない口臭のこと。神経質になるのはよくないけれど、どうしても気になるようなら、自分でできるこの方法を。
1.朝起きてすぐ、乾いたコップにハァ〜ッと息を吹き入れる。
2.そのまま手などで蓋をして、10〜20秒間待つ。
3. コップからそっと手を離して、臭いを確認してみる。  
最も口臭がきつくなる朝一番に何ともなければ心配なし。

 

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