頭痛、肩こり、おなじみの症状も「かみ合わせ」が原因だった?
さて、「私は歯並びもいいし、かみ合わせだって悪くないから安心」という人もいるだろう。でも、たとえいま歯並びがよくても、「親知らず」という思わぬ伏兵が、かみ合わせを悪くしてしまう可能性がある。親知らずはほとんどの場合、かみ合わせの安定をじゃますることが多い。たとえば、親知らずが横を向いて前の歯を押してしまっている場合、年を経るうちに歯が倒れ、歯並びが重なってしまい、ついには出っ歯になってしまう、ということもある。 とはいえ、ただやみくもに親知らずを抜いてしまえばいい、というわけではない。上手に親知らずを抜かないと、それが原因で顎関節症になってしまうことが。歯並びやかみ合わせをよくする治療を受けて、かえって体調が悪くなってしまうこともあるなんて、ちょっと怖い。 |
ところで、一口に「かみ合わせ」がさまざまな体調不良を引き起こすといっても、その症状を引き起こす仕組みがわからなければ、なかなか実感が湧かないかも。そこで、その仕組みに関してざっと説明してみる。 1、上顎(頭の位置)と下顎との協調で、かみ合わせの位置が決まる。 たとえば、奥歯のかみ合わせが右のほうが深いために、右でばかりかんでしまった場合、ひどくなると、口の右端が上がり、右目の目尻は下がり、右肩が上がるといった、からだ全体がゆがんだ状態になる。そうなると、誰の目にも異常は明らかに。 「かみ合わせ」の簡単な見分け方。 それでは、自宅でできる簡単なかみ合わせ診断法をご紹介。かみ合わせの悪さが引き起こす体調不良に心当たりがある人は、ぜひ試してみては? 1、未使用の割り箸を6膳用意する。 かむ前と比べ、頭の位置や姿勢の動きの変化が多いほど、かみ合わせに問題ありと考えていいとか。 悪いかみ合わせがからだのゆがみを起こす、驚きのプロセス。
|