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お口にまつわる記事からいろいろ抜粋しています。
皆さんの快適なデンタルライフの参考にお役立て下さい。


vol.2
-明眸皓歯は美人の条件。-

でも必要以上に白さにこだわっていない?

 松田聖子さんの結婚いらい、ブームになった感のある「審美歯科」の定義とは。「歯の形、色調、歯並びを健康的に回復し、歯肉、口唇と口角、顔の筋肉を活性化。全身のバランスを保ち、より美しく躍動的な口元を創ること」と、日本歯科審美学会会員の歯科医・東海林芳郎先生。  コマーシャルの影響からか、やみくもに白い歯に憧れる人が多い。「明眸皓歯という言葉のとおり、美しく澄んだ目と白い歯は美人の条件といわれてますが、白にもいろいろな白がある。日本人には雪のような真っ白の歯は不自然ですよね」。一概に白い歯といっても、施術法はまちまち。まず一番簡単な方法はブリーチ(漂白法)。これはむし歯や欠損のない歯にしかできない。つぎにあのラミネートペニア。そして「もうひとつ、ポーセレンの焼き付けという方法があります」。これはすっぽりと歯にかぶせる法なのですきまがないぶん安心感があるという。どんな治療法も、あとのケアをきっちりやらなければならないのは同じ。 「人間の体は日々変わっている。口の中も同じことです。歯茎が下がってきたりするので、半年に1度くらいはメンテナンスに来ていただいています」

審美は計画性をもって自分に合ったものを。

 名医は歯だけでなく、顔、そして全身を見て治療する。たとえば「歯だけ見てきれいに整っているように思えても、真ん中の歯が正中線(頭のてっぺんからまっすぐに引いた線)を中心に左右対称でないと、違和感があって、きれいに見えない。本人が気にする場合は、矯正で位置を調節することを考えます」  審美は劣等感から解放されて前向きになれるという利点もあるが、歯科医の技量、やり方、料金、すべて選択の幅が広い。「きれいになりたい、という気持ちはわかりますが、まず健康的であるということ、次に自然である、ということを考えて選ぶべきだと思います」。



-誰もがかかえている歯のトラブル。-

抜けた、欠けた、むし歯で削った・・・・・・ そんな歯を元気にする「補綴」とは?

その原因と治療・予防法、最新版。 歯磨きしているのに、歯のトラブルは後を絶たない。 おまけに、歯の治療ってわかりにくいし・・・・・・。 躊躇している間にも、歯の病気は進行していく。 だからこそ、歯科治療の最前線を知っておこう。 歯医者に行くのがコワくなくなるはずだから。  むし歯は、細菌によって起こる感染症のひとつ。「甘いものばかり食べていると、むし歯になりやすい」というのは、これらの細菌が砂糖を分解するときに酸を発生させ、その酸が歯を溶かしてしまうからなのだ。  だから、細菌のかたまりである歯垢は大敵。  こんなところに糖分たっぷりのケーキや炭酸飲料が入り込んだ日には・・・・・・さあ、大変!  しかし、細菌の量が少なくなれば、唾液が細菌の出した酸を中和してくれる。また、唾液中のミネラルによって少々のむし歯なら治ることもわかってきたのである。

まずは、歯科医で口腔検査をしよう  

「重症になったら治す」ではなく、「ならないように予防する」。これが、今後のむし歯対策の柱となる。  そこで、まずは歯科医を訪れてみてほしいのだ。  むし歯もないのに?と思うかもしれない。けれど、予防とはそういうものだし、知らないうちにできはじめているむし歯を発見できるかもしれない。いったいどう頼めばいいのかって? 「口の中の状態を教えてください」といえばいい。きちんとした歯科医ならば、唾液の質や量、そこに含まれる細菌の種類や量、歯の状態などを調べてくれる。  検査の結果、それぞれの状況に応じた対処法が提示される。また気づかなかったむし歯が見つかることも。例えば、C0段階(左の進行表を参照)の状態なら痛みもないし、見た目にもほとんどわからない。けれど、立派なむし歯の第1段階。ここで見つけておけば、削らずに簡単に治療できる。  この検査は、残念ながらわが国ではまだまだ浸透していないのが現状だ。けれど、予防歯科の必要性を感じている歯科医の数は着実にふえている。心ある歯科医ならば「やってほしい」という要望に快く応えてくれるはず。  かなり進行したむし歯も、「できるだけ削らない。抜かない」のが最新の治療法。患部をきちんと殺菌、再び感染しないように封印して歯へのダメージを最小限に食い止める。フッ素配合の接着剤や補修剤で、歯を強化することも忘れない。  こうした予防と治療が確立すれば、むし歯がなくなる日も近い。

さあ、いますぐ鏡で自分の歯をチェックしてみて。「むし歯?全然痛くないから大丈夫」なんて安心してはダメ。いくつかの思い当たる人は、歯科医を訪れて点検してもらうべし。この段階なら、治療も簡単だから。

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