精神的、年齢的に唾液の分泌は減ってくることをお話しました。唾液分泌の大元が体液としての血液ですから、その血液に問題発生の方が、また多いのです。
自覚していない方が、ほとんどですが、喫煙習慣のある方、精神的ストレスを感じている方、は血液はドロドロになり血球成分がくっ付き、体の細い血管では、流れが悪くなったり、詰ったりを繰り返しています。
勿論、血液は酸性化しています。
そういう方のお口のPH酸性度をリトマスで測ってみると、驚くことに100%歯が溶ける臨界PHの5,5度よりも、酸性の状態です。
一日の時間でも、特に午後夕方から夜にかけてのお口の中の状態が、酸性度が高くなっています。その日のストレスの度合いが大きければそれは、翌日にまで、続くわけです。
唾液自体のもつ作用、消化作用、自浄作用、緩衝作用、抗菌作用、抗溶解作用、保護作用、が極端に弱くなっていますし、分泌量も減ってきます。お口の中の口臭、歯周病、虫歯の原因バクテリアが大増殖し、危険な状態です。
次回は作用個別についてお話します。
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