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歯科診療所6万8156施設 
228施設の減少に転じる2012-11患者数概算

■歯科診療所6万8156施設 228施設の減少に転じる
 医療施設調査の概況

 平成23年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況が11月20日、厚労省より公表され、10月1日現在で活動中の歯科診療所は6万8156施設で平成22年から228施設減少した。近年、増加傾向を続けていたが減少に転じた。歯科診療所の内訳は有床38施設、無床6万8118施設。有床は3施設、無床は225施設それぞれ減少した。
平成22年10月〜平成23年9月に開設した歯科診療所は1926施設(有床1、無床1925)で、再開したのは127施設(全て無床)。一方、廃止は1789施設(同)、休止は492施設(同)であった。
開設者別では、個人が601施設減の5万6481施設で、医療法人が404施設増の1万1074施設。個人と医療法人が全体の99.1%を占め、個人は83.5%から82.9%に減少したが、医療法人は15.6%から16.2%に増加した。
在宅医療サービスを実施しているのは1万3830施設で、歯科診療所全体の20.6%であった(宮城県の石巻医療圏・気仙沼医療圏、福島県の全域除く)。

■歯科診療所の推計患者数 136万2500人
平成23年患者調査

 平成23年患者調査の結果が11月27日、厚労省より公表され、歯科診療所(外来)の推計患者数(10月の指定された1日)は136万2500人であり、前回調査の平成20年からは7万1200人増加した(平成23年調査は東日本大震災の影響により、宮城県の石巻医療圏と気仙沼医療圏、福島県の医療施設を利用した患者数は含んでいない)。歯科診療所の推計患者数は、平成14年の114万7900人以降、増加傾向を続けている。
歯科診療所の男女別推計患者数は男性58万3千人、女性77万9500人。年齢階級別に見ると、60〜64歳が16万1千人で最も多く、70〜74歳の14万900人、65〜69歳の13万9500人、55〜59歳の11万1900人、75〜79歳の10万9400人が続き、65歳以上は48万9800人で全体の35.9%を占め、70歳以上は35万300人、75歳以上では20万94人であった。
また、在宅歯科医療を受けたのは1万6500人で、訪問診療(介護老人保健施設等含む)が1万4400人、歯科医師以外の訪問が2100人。年齢階級別に見ると、65歳以上が全体の7割を超える1万2100人が在宅歯科医療を受け、35〜64歳は3100人、16〜34歳は700人であった。

2012年12月4日 提供:日本歯科医師会