AIRWAY & TMJ説明
幼児期から学童期の慢性鼻炎、風邪、咽頭炎、喘息、アレルギーで口呼吸が習慣化して低位舌になります。舌が常に、平べったく延びた餅のように前後左右に広がり、下歯列の上に被さり、上下奥歯の間に入りこんで、奥歯歯列を下方に圧迫し、下顎奥歯が内傾し低位になり、舌先端は前歯を押しだします。後端側の舌根部は肥大したように膨らみ、気道が閉塞気味になります。常に酸欠状態で、慢性疲労症候群?毛細血管の消失、若い時からのラグナ脳梗塞?
前歯が前突感のある人、重なってる人は口呼吸の可能性が高いはずです。いわゆるアデノイド顔貌。
口呼吸では、唾液が乾燥し少なく、口の中は乾燥気味で、唾液による抗菌作用の低下から歯肉炎や、歯質の乾燥でエナメルマイクロクラックから、歯の破折などの事故も起きます。
成人までに舌の低位舌での緊張からの舌変形
低位舌で、舌変形により、咽頭部に膨らんだ舌根部は、悪玉菌の繁殖する痰粘液が増え、舌根に2段棚ができ、痰の匂い玉もたまりがちです。気道も狭いため呼吸気流速度も増し、咽頭部粘膜の炎症で気管支炎、喘息、気管支拡張症へつながる。声の質は、ダミ声、ガラガラ、もしくは低音で濁った音質です。
口蓋にあるべき舌がないことで、歯列の内外の筋圧バランスの中立帯にあるべき、歯列の位置が崩れ、歯列の狭窄と犬歯間距離の狭まりで前突、前歯の乱配列変形になります。口蓋に舌を押し付ける力が弱いので、口の中の食片泥を咽頭部に押し出す力も弱く、舌根部の膨らみで狭い咽頭部に、食片泥はつまり気味になり、嚥下での舌の有効な押込みがなく、嚥下困難になります。また、咽頭部に食片泥の残渣が滞留しやすく、咽頭部の腐敗炎症が続きます。そのため、咽頭炎が度々急性化しやすくなります。
中年から、高齢にかけて親知らずも10代後半で抜かないと歯列は前に押され、前歯の乱配列、奥歯の前傾、内傾、隣接骨、内側骨の崩壊吸収が進行し、上下左右の7番は歯周病が重症化します。奥歯はうまく磨けないので、悪玉菌の温床になります。
また、咽頭部の気道狭窄は、一回換気呼吸量の減少を誘発しそのため、血液中の酸素濃度も下がり、動脈硬化、免疫力低下、冷え性、臓器不全、発がんへとつながります。
前に押し出された、前歯だけ歯茎が下がっているように見えるが、実際には下前歯が上に伸びている。
下前歯が強く当たるようになるため、下顎を奥にずらす後退位になってきます。そのため、長期には下顎関節頭の摩滅、変形で関節炎症を起こします。
10代から30代に、下顎の中心位咬合と後退位を繰り返しは、歯列の食いしばりや歯ギシリでの癖になります。そのため咬合筋の緊張と疲労は、頭蓋骨表面の筋群に広がり、頭痛やめまい、耳鳴り、首の痛みなども起きる場合があります。
さらに咬耗も進行して、さらに左右の歯列幅の共作だけでなく、咬合低位になり咬合圧が強くなるため、食いしばり、TCHの合併症が起きます。大臼歯部の親知らずの影響は、前方の歯を内傾、前傾させてくるので、大臼歯が斜めに低くなり、垂直に生えている小臼歯犬歯の咬耗、内側外側骨隆起が増大したり、または骨の吸収が起きます。口蓋中央の骨隆起も増大します。これでさらに舌スペースが後退するので、呼吸障害が進行してくる。
上の前歯の裏に、深く入った下前歯は強い上の犬歯に負けて、下犬歯間距離の狭窄を招き、歯周病の加速因子となる、歯列の乱れ、前歯の乱配列、上前歯の前突、上犬歯・4番間の骨垂直吸収、上前歯のフレアー、歯槽骨の吸収、離開発生します。日常の生活姿勢で、気道が狭い状態になるので、無意識に顎を前に出して気道を広げて、生活するために猫背姿勢になり、飲食時も前かがみでないと、飲み込みずらいので、姿勢悪く食べるようになります。
睡眠時には、寝返りして、仰向けの状態になった時、いびきだけでなく、気道咽頭部に舌が落ち込み、閉塞することで、1時間に数回、数分もの窒息状態を繰り返すことで、首吊り自殺と同じで、血中酸素濃度は下がり、高山病のような状態を繰り返します。これが、血管や脳神経の損傷を進行させ、命に関わる血管のつまりや、血管の破裂、を招きます。2018年時点で、5歳児でも、睡眠時無呼吸があります。痩せ型の女性にも多く、顎の中の舌房の大きさと、舌の大きさのアンバランスが原因です。
”顎関節(TMJ)の状態の分類”
1-2.プリフィニッシャー/ダイナミックポジショナープリフィニッシャー装着方法① プリフィニッシャーを合わせます。
② 咬みこみを行います
装着時間装着時間には、色々なパターンがあります。ここでは、使用例をひとつご紹介します。
患者さんの使用状況がわかる患者さんに渡したのは良いけれど、使ってくれるかな?そう思われる先生もいらっしゃいますよね。 既成のポジショナー、 プリフィニッシャーは口の中に入れておくだけでは何にもなりません。大切なのは咬み込むことです。 1-3.マイヨブレース社 TLJ/ダイナミックポジショナー
MYOTALEA® TLJの治療
*頭を傾けて行う:喉と咽頭筋の力を改善するために頭を後ろに傾けながら、練習をして下さい。 |
目的 ★舌の改善 装置の説明 固定装置で本格矯正治療をする前に、歯並びやかみ合わせに ☆上下顎のツインスプリント 鼻呼吸の習慣化 「口呼吸」は歯並びを悪くする大きな原因のひとつで、全身の さっそく使ってみましょう!必ず歯磨きをして ①装置を上顎の歯に合わせる 夜間装着の前は嚥下(つばの飲み込み)、 ※ 寝ている間(特に最初の2週間くらい)に装置が外れてしまうことがありますが、毎日トライすることで外れることも少なくなってきます。(テーピングを指導することもあります。) 使用時間1日12時間以上が望ましい 来院時には毎回忘れずに持って来ましょう! EFLineエクササイズ
エクササイズは、動画をチェックして正しく行いましょう! 説明・使用上の注意EFLineは口腔周囲筋の緊張と顎の成長に悪影響を及ぼす悪い癖や習慣を改善するためのものです。歯科医師の指示に従って、正しく使用してください。訓練しても機能改善が見られない、また、咬合や歯列に乱れが生じてきた場合は、本格的な歯列矯正治療が必要になります。 材質ポリ塩化ビニル。柔軟性にすぐれ安全性が高いので安心してご使用いただけます。 注意事項☆使用前には必ず歯磨きをし、口腔内を清潔にしてから正しく装着してください。 こんな時には…☆口腔内のむし歯リスクが高い方はフッ素塗布してから装置を装着することをおすすめします。 取り扱い上の注意☆装置を外したら毎回水でよく洗います。 2019.10.2
◆ガイドエボリューションのサイズ選択 EFガイドエボリューションは、整形的な効果とともに歯の位置不正にも作用します。EFラインの特徴である嚥下、呼吸、姿勢などの機能不全や悪習慣を改善するとともに、正中線の是正にも効果があります。 ◆その他のサイズ選択 EF CⅡ はClass Ⅱ に、またEF CⅢのトリートメント(トレーニング)に有効なアプライアンスです。 |