White Family dental-site |
||
1.日本と海外の根管治療の違い?
2.根管治療の方針 3.虫歯が進行して神経を取ることになります 4.WFが選んだ根管治療器具 5.WFが選んだ根治薬品 6.根のヒビ 7.根管治療に関する論文 8.歯周組織再生剤リグロス |
2.根管治療の方針 欧米の根管治療基準を超える!!!成功率。 無菌的根管治療処置を徹底化!!!!!! 各種の感染予防の工夫とは・・・・・・ 世界基準の歯内療法とは? 無菌的根管治療処置を徹底化することが日本の急務です。
1.根管感染の機会?
以上を排除することが感染予防。WFでの根管治療は、すべての処置にプロテンプをアイオノマーセメントでセットして、隔壁と仮封鎖には、CR(光硬化コンポジットレジン)を用います。 通常の根管治療に用いる、仮封鎖材料(ストッピング、EZペースト、GP)は、漏洩することや、強度に問題があり、根管内感染の発生により、根尖の病巣の再発や、根壁破折、歯牙破折などの合併症があり、WFでは、使用しません。また簡易防湿のみでは、治療中の感染リスクがあるので、防湿も工夫しています。
マイクロスコープでチェックすると
①前歯の根の治療の場合歯の後ろから穴をあけて行いますが?無菌処置や仮封鎖の耐久性に疑問があります。WFは、仮封鎖にコンポジットを使うので、前から開けて、完全に明視野で確実な無菌処置を行います。
②前歯の根の中根尖の病巣はCT立体で確認して、根形状、根尖の位置、根管などがはっきり把握でき的確な治療ができます。
③前歯の根の治療、後はコンポジットで仮封します。完璧に封鎖でき、日常生活でも安心して噛める。見た目もきれいでしょ?
前歯の根の治療2、根の治療後はコンポジットレジンで封鎖するので、完全に漏れもなく確実な消毒ができます。
前歯の根の治療も仮歯プロテンプで隔壁を作り防湿することで、無菌状態で治療できます。
ホワイトファミリーが行う、急発で痛み腫れた場合の感染根管処置は? 極期の場合には投薬と冷却のみで、無理に触りません、触ると、ますます悪化します。身体の免疫力の上昇を観るために数日間は 抗生剤と正しいオーラルケアによるCHX効果を待って、処置に入ります。 3MIXを根管に使用し、効果的な投薬をすることは、もちろんですが、これにクレオドン(鎮痛効果が大きく抗生剤の病巣内拡散を促進します) を加え、さらに、通常の5倍以上のエアスペースを根管内に設けます。 また、滲出液や排膿・ガスが多い場合でも、咬合面を開放にすることはありません。WFでは、独自の方法で、プロテンプの側面に開放して放圧排膿させます。 通常は数日ごとの治療も1週間以上開けての予約で、日常生活でも、その日から歯が再生し、噛めるようになります。 |
予防は毎年、歯科ドッグで検診を受け、正しいオーラルケアをマスターすることで、再感染を防げます。 C2、C3、C4でも症状が重くなれば根治が必要な場合があります。C4は根の中にばい菌が入るため、治療が難しくなります。
無菌的治療法が根管治療を成功させるのに重要なポイントです。
根管治療 |
2015.5.25
2.根管三分の計
以上を徹底するための器具選びと使い方です。0.リーマBOX根治用キープマイBOX自費で根治の場合も多く、その際には患者さん個人のBOXをキープします。
1.衛生管理器具 リヒテンシュタイン本社で発祥はスイスです。
2.ルートZX (モリタ)
3.ENDO-MATE TC2(ナカニシ) 『エンドメイトTC2』は、ナカニシのマイクロモーター技術とマイコン技術を駆使し、エンド治療におけるドクターのニーズに幅広く応えるために開発されました。新たに追加したアラーム&オートリバース機能は、ファイル破折のリスクを大幅に軽減。プログラム機能は、回転速度やトルク等の設定値と組み合わせを5パターンまでメモリー可能。ドクターのニーズを具現化した『エンドメイトTC2』は、安全性と治療効率の両立を実現します。
エンド治療はもっと進化する / 歯科用電動式ハンドピース
5.ルーティー(ヨシダ)
●根管拡大・洗浄・歯周治療・歯石除去 ●根管内破折を防ぐソフトな振動 ●最適なパワーでの根管治療 ●エアーの力で快適なスケーリング ●6000Hzのソフトなスケーリング ●ワンタッチで交換 ●オートクレーブ滅菌対応
6.吸引器具 フォト下左:根尖の病巣内の膿を吸引する場合の器具で、根管内を強力に吸引します。細い管を根管内に入れて、仮封鎖することで、完全に吸引できます。根治用の吸引器具です。メスで治療するより感染しにくいです。 フォト下右:根管治療で根の神経の管を拡大後に、根管内を洗浄しながら、吸引して最後に乾燥まで出来ます。SIT吸引器具(ヨシダ社製)
7.アンテオス VEREINGTE DEATALWERKE社は、世界で最も歴史のある歯科用根管治療具のメーカーで、世界が認めた品質「アンテオス」 根管内を拡大、清掃する器具です。 ANTAEOS/BEUTELROCK/ZIPPERERの3つのブランドを持ち、世界的な販売戦略を展開しています。 これらの器具は各チェア毎に備え付けられ、患者さん毎に、消毒滅菌処置を行います。 8.歯の神経根管を
|
|
6.根のヒビ
|
7.根管治療に関する論文
日本で根治の成功が50%いかない。 海外では: 同じ根管治療をして、このコストの違いはなぜ? 歯内治療専門医制度の有無? 大学教育の内容、? 二つのバカがあると、留学先の師匠が言われた。 根尖感染を起して、医原病で、根管治療を難治化する原因、 根尖性歯周炎、起炎物質は、主に細菌、次に死滅内容組織の残存による免疫炎症。 根の形状をしっかり把握するには、CTは不可欠!! 取り除く事が出来ない起炎物質。 Extra Radicular Infection根尖孔外感染がある。難治化する。 日本では、これも、多い、つまり、口の中が汚い・・オーラルケアが徹底していない。 無菌的処置の実際 ①ラバーダムのセット ラバーダムを使う。 仮封鎖厚み3mm以上に 手用(ディスポ)綿栓は根尖端には使わない、 多くの器具は使い捨てが良い。 滅菌パックに一人分作る 機械的拡大 根管口明示で決まる、アクセスライン、ストレート Access is key to saccese 処置根管は根尖へアクセスし易いように便宜形状を作る。 ゲーツは使わなくなってきてる、3番まで。深くいれない ストレートラインアクセスが完成するまでに根先端にファイルを入れない ネゴシエション(根尖端をいじる) 使い捨てを使う シルダー派はアピカルコンストラクション(根尖拡大)でメジャーフォラーメンの形成でそこまで形成してCEJ 作業長のまとめ アンダー0.5が良いのでは? 根長測定:ルートzxがよく使われる。 作業根尖端幅径の忘れられた局面 消毒洗浄時には 私は 化学的洗浄 =(NCA)ヒポクロアクシデント= 僕は2.5%使う バイオフィルムにはNCの方が溶かす、 注意 超音波を使う、 貼 薬 化学機械的拡大と貼薬で水酸化カルシウム使うか、1回でRCFするかで。 新鮮根管は一回でRCFする。 感染根管はより細菌を少なくするため、 患者の利益が優先する 水酸化Caは試薬を練る、
根管充填の重要性 感染を予防、 シラーはどれもおなじ? レジン系はデンツプライのAH2. 接着系レジン系リアルシールは根管リーケージを予防、 根充RCFテクニック 側方垂直加圧、(ハイブリッド加圧)を組み合わせる、 作業長の3mm以内でスプレッダー操作 操作長気を付ける、 ハイブリッドテクニック 臨床診断と意志決定 根破折で根治する必要性はどのくらい? 40%あった。しかし、外傷後に根管内石灰化が起きても 感染根管根管内部石灰化していると、あかない、 治療計画の留意点 1・術前の予後判定 外科介入可能性高い低い、 棍尖歯周炎は90%治せるが、 2・コスト:経済性、予後不良可能性、患者希望、審美的要素、 破折に見えるが、まづはエンド、 外部吸収も根面オペで ファイルを破折:はしっかり説明、根尖病巣なければ、残っても予後に影響無い。 パーフォレション:MTAで: 3・患者利益を考える。 治療説明書類でリスク合併症については 長いとポスト前歯では 意志決定の留意点 可能性の情報を患者にしっかり与えて、患者の希望に応える (2013年2月22日) 根管治療成績について考える 2012年8月 これまで根管治療成績に関する論文やレビューが数多く報告されてきたが、それらのほとんどは大学などからのものであり、開業医からのものはほとんど見られなかったが、JADA2012年5月号に米国北東部の64診療所で平均52歳(14~74歳)の患者1,312名に根管治療し、平均3.9年間追跡調査した結果が載っている。結果としては、全体の失敗率19.1%(抜歯3.3%、再治療2.2%、打診痛3.6%、根尖病変10.6%)であり、抜歯理由は歯根破折57%、根管治療失敗24%、高度歯周炎および二次う蝕各9%、その他となっている。この成績は、米国保険会社の保険金請求のデータベースを利用した大規模な疫学調査(27回コラム参照)での8年生存率97.1%、再治療率0.40%、根尖部外科治療率0.65%にくらべ、劣っているように見える。それについての著者らの説明によれば、保険請求データベースを利用した調査報告の場合には、根尖病変の有無や患者の不快感などは考慮されておらず、成功率にはなっていないという。さらに、通常は主観的という理由であまり成績評価項目にされていない打診痛も、根尖での炎症の有無を知る手がかりになり、開業医の営業的観点からは、患者の満足を得るのに重要だという。確かにこのことは、“先生は(X線的に)完璧に治療できているといっているけど、なんだか時々痛むのよ”などという会話を耳にすると、理解できることである。 この論文の引用文献の中に興味深いものが数報あった。なかでも、University College London、 Eastman Dental InstituteのNgらによる1922~2002年のレビュー基準に適合する63論文をまとめた根管治療の成功率についてのシステマティックレビュー(Int Endod J 2007)は大変興味深いものであった。成功率に関しては、根尖にX線透過像がないという厳しい基準では成功率31~96%、X線透過像の大きさの縮小という緩い基準では60~100%という数字が各論文で報告されているが、それらをさらに、厳しい基準で40論文をまとめると成功率75%、緩い基準で36論文をまとめると85%となった。根管治療後半年、1年、2年、3年、4年、4年以上での成功率を見ると、それぞれ、厳しい基準の場合30、68、67、81、84、85%、緩い基準の場合89、70、83、67、62、84%となっている。成功率は、時間の経過とともに、厳しい基準では上がり、緩い基準では下がり気味の傾向を示している。 論文発表年代と成功率の関係を見ると、1960年以前、1960、1970、1980、1990、2000年代での成功率は、それぞれ、厳しい基準の場合68、80、79、75、77、68%、緩い基準の場合84、80、84、88、86、85%となっている。厳しい基準では68~80%、緩い基準では80~88%であり、成功率は長いあいだあまり変わっていない。さらに、研究地域(カッコ内は集計に用いた論文数)と成功率の関係では、米国・カナダ(24)、スカンジナビア(15)、その他(英国8、イスラエル4、オランダ2、1報が10か国)で、それぞれ、厳しい基準の場合74、81、71%、緩い基準の場合88、70、85%である。緩い基準では、それによる報告が多い北米の成功率は報告の少ないスカンジナビアよりかなり高くなり、逆に、厳しい基準では、それによる報告の多いスカンジナビアの成功率は北米より高くなっている。 根管治療に使う技術や材料は改良されているはずなのに、成功率はずっとあまり変わっていないのは不思議な気がする。その理由として、レビューの著者らは治療の原則が長い間変わっていないためではないかといい、これは、生物学的と技術的原則の相対的価値に関する古典的な論争につながることになろうという。端的にいえば、技術面重視か、微生物の影響面重視かということのようであるが、技術重視の北米の成功率は他の国と変わらない。その一方、どちらかというと微生物面重視のスカンジナビアの成績は良くなっていることは注目に値する気がしている。 以上は根尖治癒の観点から評価した成功率の話であるが、歯の保存という観点から重要なのはやはり生存率である。これに関しては、上記レビューの著者Ngらが1993~2007年の14論文をまとめたものがもっとも新しいシステマティックレビューである(Int Endod J 2010)。それによれば、生存率は2-3年86%、4-5年93%、8-10年87%となっている。この86-93%という生存率を成功率の指標に考えるとしたら、根尖治癒での成功率75-85%よりかなり高いことになる。この点に関連して、著者らは次のようなコメントを記している。非侵襲的手技は生存率を高めるが、根尖治癒成績は低下する。侵襲的手技(過度の根管拡大、高濃度次亜塩素酸ナトリウム洗浄、水酸化カルシウム貼薬など)は破折を起こしやすくなって生存率を低下させるが、根尖治癒成績は向上する。したがって、何を重視するかという治療上のジレンマがあるという。 上記レビューは根管治療についていろいろと考えさせられる内容であったが、さらに、根管治療成績に関する論文やシステマティックレビューを読むときに、注意を要することを示唆された論文がある。“根管治療成績を評価した以前に報告されたシステマティックレビューの限界”と題するWuらの論文(Int Endod J 2009)である。いくつかの因子が成功率を押し上げているというのである。伝統的に根管治療成績を評価するのに根尖部X線造影が使われ、根尖X線透過像のないことが健全な根尖とされてきた。しかし、X線造影で健全とされた症例でも、Cone Beam断層撮影(CBCT)や組織学的検査では高率で根尖性歯周炎と診断されている。X線透過像の大きさの縮小は根尖治癒とされるが、CBCTではしばしば病変の拡大が認められる。成功の評価に根尖X線透過像をもとに分類されるPeriapical Index(PAI)スコアが用いられているが、スコア2(軽度の炎症)が成功に分類されている。今後は、CBCTを用いてより厳しい基準で根管治療成績を再評価すべきであると述べている。 こうした診断上の因子のほかに、成功率に影響を及ぼす可能性のある臨床上の因子がある。臨床研究では抜歯や再治療は失敗とされないことが多く、根管治療の成功として過大評価されることになる。Ngらのレビューで4年以上の14論文では、抜歯について言及ないかあるいは除外され、再治療についてはまったく言及されていない。リコール率も成功率に影響する。成功率とリコール率の関係について、リコール率が下がると成功率が上がるという興味ある論文が引用されている。それによれば、リコール率は1年の71%から4年で33%に低下したが、その間根管治療の成功(PAIスコアが1あるいは2)率は1年44%、4年で82%になったという。その説明として、徐々に根尖治癒が進んだ、あるいは失敗した患者はリコールに応じなかった可能性があるという。2007年のNgらのレビューでは、リコール率の記載は63論文中39論文で、その中間値は53%、最低は11%である。 根管治療では、生存率重視か、根尖治癒重視か、というジレンマに陥る可能性がNgらにより示唆されていたが、本当にこのジレンマを解消することはできないのだろうか?筆者はその可能性を信じており、努力(とくに大学関係者の)が不足しているように思えてならないのである。第6回の「根管治療かインプラントか」でも記したことであるが、従来からの根管拡大法・根管清掃法・貼薬剤・ガッタパーチャと合着に依存したシーラーによる充填など、根管治療について抜本的見直しが必要と考えている。実体顕微鏡、ニッケルチタンファイルなど機器、器具面での進歩は認められるが、ジレンマ解消には、それらの大きな寄与は期待できず、基本的に旧態依然としている薬剤・材料の革新なしには難しいと感じている。その想いは第70回「根管治療の見直しと新しい試みを!」でも記したところである。また、生存率に大きく影響する歯根破折は世界的には抜歯であるが、これについては第69回「垂直歯根破折の処置」をご参照いただきたいと思う。 (2012年7月31日) |
8.歯周組織再生剤リグロス |
まれに、このフォトのように、4本あります。こういう、状態も、マイクロスコープで、治療する
拡大治療、顕微鏡治療だと発見しやすいです。