印象材
ホワイトファミリーの特徴
ミクロンチューニングを可能にする:
ゼロミクロンの誤差をなくす、コストを度外視した、数々の選択と、
工夫と匠の技が特徴。4ミクロンの菌群付着も寄せ付けません。
すべては、印象と模型の管理処理に
あると考えて実践しております。
必ず、2個の印象を連続して採取します。
形成ラインをくっきり浮かび上がらせる、独自の各種テクニックもおこなっています。
ウルトラデント社(米国)を二重に使います。
ROEKO社 コンプレキャップ
<大事な形成ラインをしっかりキャッチ!!>
ROEKO コンプレキャップで
さらに大事な形成ラインをくっきり出す
より精密に安定した印象を採る必殺グッズです。
印象時にジンパックをさらに押し混んで、止血と
歯周ポケット縁をコントロールするコンプレキャップ
ESPE™ Intra-Oral Syringe(3M社アメリカ)
気泡混入なく、形成ラインにダイレクト注入する!
勘に頼らず、安定した印象品質が得られます。
<エコで気泡も入らず精密な印象へ>
気泡混入なく、形成ラインにダイレクト注入する!
ESPE™ Intra-Oral Syringe(3M社アメリカ)
Mixing tip? oral Syringe?
Yes! in this one
ミキシングチップがそのままシリンジに!
ミキシングチップのようにディスペンサーにセットでき、
取り外して口腔内注入シリンジとしてそのまま使える手軽さ!
印象材の口腔内注入がラクに、正確にできます!
とにかく軽くてコンパクトです。指先で繊細な操作をすることができ歯肉縁下にも正確に注入できます。
無駄が少ない!
既存のミキシングチップ+口腔内注入チップに比べ、チップ内の残量が少なく、印象材料の無駄を省けます。
衛生的!
消毒が不要で衛生的なディスポーザブルタイプです。
ウォッシュ用材料に使用できます。
2013年3月よりすべてのCAD/CAM用の模型は
ドイツシロナのセレックストーンを
使用しています。
2012年まで、GCフジロック超硬石膏を標準で使っていました。
きめ細かい印象材と石膏材を提供してくれます。
1.デジタル印象
セレックの場合デジタル印象ですから、3DCCDカメラによる印象です。
ですから石膏模型を作る手間もなく、ダイレクトに設計して誤差ひずみなく、良いように思いますが、しかし。
お口の中でダイレクトにカメラで撮影すると、かなり、歯肉などに邪魔されて、精確なフィニッシュラインがでないので、
WFでは、あえて、シリコーン印象して、セレックストーンで設計模型を作ります。
ホワイトファミリーでは
印象材は2種類を使い分けています。
1.親水性シリコン印象
(3M社の製品はすべてペンタミックス3で自動練和します。)
2.アルジネート印象
(アルジネートと石膏はGCラクネルで自動練和します。)
練るのはすべて、マイコン制御で自動です。
勘に頼らず、安定した品質です。
アルジネート/石膏の練和モード、練和時間を選択し、
スタートキーを押すだけ。
いつも一定した品質の練和泥が仕上がります。
スタッフの熟練度に左右されない安定した、品質をキープします。
さらに可変式回転(2段階回転方式)の
パワフルな加速と遠心力により、
短時間で気泡のない均一な練和ができます。
出来上がった模型はすばらしい品質で
その後の修復物の適合精度を大きくサポートします。
常に最高の材料を安定した、最高の状態で使用したい。
WFでは、スタッフの技量に左右されることなく、最良の品質を保ち、
常に、最高の印象を採得して、最高の模型状態で、技工さんにお渡しする。
最高の状態の修復物が完成する条件は、
以上、すべては、印象と模型の管理処理に
あると考えて実践しております。
口腔内保持時間をほぼ半分に短縮!
作業時間はしっかりキープ!
セルフウォーミング機能(自己発熱機能)で、口腔内での硬化時間のみ短縮しました。
超親水性を実現!
インプリント™4印象材は、今までにない親水性を実現しました!歯肉縁下の細部、内側性窩洞に流れ込み、クリアな印象採得が可能です。硬化後の親水性も高く、石膏注入時に界面活性剤を使用する必要がありません。
印象撤去が安易なソフトトレー ボディ
インプリント™4印象材 ソフトトレー ボディは、ヘビー ボディに比べ弾性歪みが高く、撤去しやすいトレー材です。一方で永久歪みは従来品と同等で、高性能な印象採得が可能です。単冠やブリッジの症例に適しています。
インプラントに適したヘビー ボディ
インプリント™4印象材 ヘビー ボディは、インプリント™Ⅱ印象材以降、インプラントに広く採用されているヘビー ボディの特性を引き継ぎ、インプラント、ロングスパンブリッジ、フルマウスの症例に適しています。
実施例
2017.03.03
B.アクアジルウルトラ(デンツプライ社アメリカ)
優れた親水性で、細部の印象まで確実にキャッチ
- 親水性に優れているため、気泡・空隙の混入が最小限に抑えられ、精密な補綴物が製作可能です。
- 引裂強度が強く、印象撤去の際もマージン部がちぎれるリスクを軽減します。
- 作業時間中は低粘度を保つように設定されています。トレー用印象材とウォッシュ印象材がなじみ、再印象のリスクが少なくなります。
■付加重合 シリコンAヘビーボディ | ■付加重合 シリコンA インジェクションタイプ |
マージン部のフローがよく、細部まで印象採得できます。 なおヘビーボディとの連合印象で、より正確に印象を再現できます。 |
単一印象でインプラントから天然歯まで、適切な硬さで精密に印象採得できます。 |
■シリコン印象材ミキシングキャナル
● 弾性試験(復元性がよい)
カーベックスシリコン印象材は、高い弾力性を備えております。口腔内で印象採得する場合、印象を撤去するときにアンダーカットやクラウンの豊隆があるため、印象が元の形状より広がります。しかし、CAVEXシリコンAは、弾性が高く、変形後、元の形状に15~30分で戻ります。このことにより高い印象精度を保つことができます
● チキソトロピー性(チキソトロピー性が良いため細部の印象が取れる)
● 親水性(唾液とのなじみがよい)
チキソトロピーは、分散系溶液の状態が応力に対してゾルとゲルとの間で入れ替わることで現れる現象で、ゲル化しやすい分散系溶液に見られる現象です。応力のない状態においては、ゲルの状態にあり流動性を示しません。しかし、外力が加わるとゲル構造の分子間力の一部、または全部が破壊されるため、ゾル状態となり流動性を復元し、外力が作用しなくなると再び流動性を失います。カーベックス社のシリコンはチキソトロピーがあり外力が加わるとシリコン印象材は流れ、押さえるのをやめると流れなくなります。これは、細部にわたって精密な印象採得するためには重要な性質です。
● 作業中の操作(くっつきにくい)
シリコン印象材を使用する場合に印象材がグローブなどにくっつくと作業性が悪くなります。カーベックス社では図のような測定装置を開発し、器具の先端に一般的にグローブに使用されているラテックスを被せてStickiness (くっつき)を測定しました。この結果、カーベックス社のシリコン印象材は、グラフにあるように良好な結果が得られました。印象採得時には、トレーに印象材を盛って様々な作業がありますが、カーベックス社のシリコン印象材は、このような点からも作業性が向上します。
■構成品、形状、組成、仕様等
CAVEXシリコンAヘビーボディ
構成品 | 形状 | 組成 |
ベース(基剤) | 白色のペースト | ポリジメチルシロキサン、 二酸化ケイ素、増粘剤、その他 |
キャタリスト(硬化剤) | 緑色のペースト | ポリジメチルシロキサン、 二酸化ケイ素、触媒、その他 |
項目 | 仕様 |
弾性ひずみ | 0.8~20% |
永久ひずみ | 0~3.5% |
寸法変化 | 0~-1.5% |
ちょう度 | 10mm~35mm |
細線再現性 | 線の幅は50μm |
石こうとの適合性 | 線の幅は50μm |
操作時間 | 2分 |
口腔内保持時間 | 3分30秒 |
作業時間 | 4分30秒 |
練和時間 | 10秒未満 |
シリコンAインジェクションタイプ
構成品 | 形状 | 組成 |
ベース(基剤) | 白色のペースト | ポリジメチルシロキサン、 二酸化ケイ素、増粘剤、その他 |
キャタリスト(硬化剤) | 青色のペースト | ポリジメチルシロキサン、 二酸化ケイ素、触媒、その他 |
項目 | 仕様 |
弾性ひずみ | 2~20% |
永久ひずみ | 0~3.5% |
寸法変化 | 0~-1.5% |
ちょう度 | 36mm~60mm |
細線再現性 | 線の幅は20μm |
石こうとの適合性 | 線の幅は20μm |
操作時間 | 2分 |
口腔内保持時間 | 3分30秒 |
作業時間 | 4分30秒 |
練和時間 | 10秒未満 |
3.アルジネート印象材
WFでは、対合歯や審査模型用にこの印象材で模型の型取りをします。
一般アルジネート印象材の2倍の弾性強度!!!
オランダ製のこのアルジネート印象材は日本製品の2倍弱の弾性があり、より精密に細部の再現性に優れ、変形が少なく、とてもアルジネート印象とは思えないシャープで綺麗な印象面が得られ、精密な模型作成に効果的です。寒いところの寒天の効果??
シャープで綺麗な印象面が特徴
■ アルギン酸塩印象材 Cavexインプレッショナル
“カーベックス インプレッショナル”は水を早く吸収するので混ぜやすく、粘性があるチキソトロピーペーストになります。
また練和後は、均一なクリーム状になり、石膏へのなじみにも優れています。
医療機器認証番号:219AFBZX00032000 |
この場合、印象採得する際に、圧縮力と引張力の強度が重要になります。
例えば、印象材の硬化後、口腔内からトレーを取り外します。
その際に、アンダーカットになる部位は、図1の○印の部位に引き上げられた時、圧縮力が働きます。
この圧縮力が変形する一つの原因になります。
カーベックス社は、どのらいの圧縮力が加わった場合に変形するのか、試験を行い次のような結果が出ています。
CAVEXインプレッショナルは、約0.8MPaまでの圧縮力に耐えることができます。
この数値は、JISが認証している数値の0.35MPaに対して、約1.8倍の圧縮強度があることになります。
CAVEXインプレッショナルは、独自の製法で引張強度による破損が非常に少ないことが特長です。
圧縮強度・引張強度を兼ね備え、非常に変形しにくく、安定性の高い印象材ということが試験によって実証されています。
3-2改善ポイント印象材の混和ミキシングは機械によるオートミキシングです。 ■ ラクネル(GC社日本) |
4.最終印象を二回続けて採取する目的
最終印象において、印象を二回以上採る、目的は、- 2個以上の印象を比較して、また模型にしてからのトリミング時の
形成マージンの比較で、より正確で、確実な形成の再現を
チェックするためです。 - 1回目の印象では、アシストがヘビーボディーをオートミックスで
トレーに盛り、チェアサイドに来てから、圧排ジンパック糸を
歯周ポケットから、ゆっくり、出血が起きないように、
丁寧に外していく。 - 形成面マージンラインから根面ポケット内に圧入される
フラッシュ印象材が、しっかり切れない厚みを確保することが
重要です。そのために、一本目のジンパックは細いものを使い、
2本目のジンパック糸は太いものを入れて、歯肉縁を大きく広げ、
印象材のマージン部分の厚みを増し、切れをなくす。
一本目の細いジンパックはポケット内に残しておいて、
印象を採取します。 - 印象材のマージン部の切れは、石膏を注ぐ時に、巻き込みや、
マージンラインの変形を起こすのです。 そのため、印象時に、
出血があることもラインをぼやけさせるので、
一本目のジンパックにはしっかりボスミンを染み込ませておきます。 - ジンパックについては、患者さんの歯肉、ポケットが健康であれば、
コラーゲンの引き締まりが強いので、糸を残して印象する方が、
綺麗に印象が取れます。 - 二回目の印象は、一回目の3分の20秒前に、アシストは、
ヘビーボディをオートミックス始め、 ジャスト、3分で、Drが、
一回目のトレーを外し、10秒で、印象の出来具合を
チェックしている間に、 ポケットインジェクションのピストンを押し、
ヘビートレーを持って、チェアサイドで、Drが、10秒以内に、
一回目の不備を修正する、インジェクター操作を開始できるようにする。 - 基本的には遠心隣接から開始するインジェクションは、フローの量と、
チップの先が、しっかりポケット縁に圧入をするように、動かす速度を
遅くし、圧入を強くしながら、ゆっくり、印象材を引っ張らないように
移動していく。 - 二回目は上手く撮れない場合は、さらに二本の印象を繰り返す。
ポケット内からの出血がある場合には、歯根膜内注射で、
ポケット歯肉を麻酔で貧血させる場合もある。 - 印象は何回目が良かったか、アシストに伝え、模型の表記に○を記入。
ダメは×、まあまあは、△で記入しておく。 - 印象は、必ず、唾液や、浸出液をハイター液に10秒くらい浸け、
貯めてある水で綺麗にする。 絶対に流水などでは洗ってはいけないし、
水切りで、トレーを振ったりすることも、印象マージンが切れる。
石膏を注ぐ時も、形成された部分には、マイクロブラシで石膏を注ぎ、
バイブもかけすぎないように、する ほぼ、歯が石膏に埋もれてから、
全体には、ヘラだけで注ぐ。最後に、少し2秒くらいバイブで整える。