Lesson7

図1
部位別にみた悪性新生物の年齢調整死亡率(人工10万人対)の年次推移

注 年齢調整死亡率の基準人口は、「昭和60年モデル人口」えある。片対数グラフを使用した。
  大腸は、結腸と直腸s状結腸移行部及び直腸を示す。
  但し、昭和40年までは直腸肛門部を含む。
  結腸は大腸の再掲である。
資料 厚生省「人口動態統計」


表1
当教室における12年間(1988年4月から2000年3月まで)の
口腔扁平上皮癌根治手術施行例210例の内訳

(放射線治療主体症例・姑息的治療例・腺系悪性腫瘍症例・肉腫症例などをすべて除く)

表2
当教室の口腔癌手術におけるインフォームド・コンセント

1.

家族に病名を告知するか否かの同意を得ること。
2.
患者および家族に対する説明は複数人で行うこと。
3.
種々の治療法を示し、そのうち手術が最善であることを説明するが、手術を強要しないこと。
4.
図・フィルム・写真・模型などを用いて患者、家族に分かるように説明すること。
5.
手術内容、手術の合併症とくに摂食・嚥下・構音障害の程度などを詳しく説明すること。
6.
必ずインフォームド・コンセントの内容は記録に残すこと。

表3
当教室における口腔扁平上皮癌根治手術施行210症例の術式と転帰
原発巣切除のみ
61例
生存
53例
死亡
8例
原発巣切除+顎部郭清術
149例
生存
103例
死亡
46例
病理組織学的にリンパ節転移あり
66例
生存
37例
死亡
29例
死亡例の死因
54例
原発巣不制御
13例
顎部不制御
23例
遠隔転移不制御
6例
他癌死
4例
他病死
8例
(転帰は2001年3月の時点で調査)
日本歯科医師会雑誌 Vol.54 No.4 2001-7