表1
疫学調査から示された各地域の歯周病に対する喫煙オッズ比
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*( )内数字は元喫煙者のオッズ比を表す
**AL=アタッチメントロス(付着の喪失)
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図1
喫煙習慣と歯槽骨の吸収程度との関係
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喫煙者は歯槽骨の吸収が大きく、(A)歯周病の程度が大きくなるほど、
また、(B)たとえ口腔清掃状態がよくても年齢に伴い喫煙による影響は明瞭になる。
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表2
疫学調査から示された喫煙者にみられる歯周病の特徴
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歯槽骨の吸収およびアタッチメントロスが大きい |
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深い歯周ポケット数が多い |
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歯石が多い |
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これら臨床徴候に比して、歯肉の炎症程度は同等かそれ以下である |
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プラークの蓄積は同レベルである |
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図2
歯周病と関連がある可能性があるリスクファクター
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歯周病は宿主要因と病因要因だけでなく環境要因の面からもとらえねばならない.
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図3
アタッチメントロスと歯槽骨吸収の
リスクファクター研究
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図4
喫煙量とアタッチメントロスとの関係
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様々なリスクファクターの中でも喫煙の高いオッズ比から、
喫煙と歯周病との特異的な関連性が示唆された.
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地域住民を対象とした調査では、
アタッチメントロスの大きい者の生涯喫煙量は多く(A)、
歯周病患者を対象とした調査では、
30歳以下の非喫煙者のアタッチメントロスを基準にした場合、1日の喫煙本数とアタッチメントロスとの間に相関性が認められた(B). |
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表3
喫煙関連性歯周炎の提案
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歯肉は繊維質に富んでいる |
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辺縁歯肉はロール状に肥厚している |
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歯周組織の破壊程度に比して歯肉発赤および腫脹が軽微である
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ノンスモーカーに比べて重度で罹患部位が多い |
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前歯および口蓋側のポケット形成が顕著である |
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前歯部歯肉が退縮し、歯間空隙が拡大している |
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プラークや歯石の沈着状態と歯周組織の破壊とが一致しない |
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図5
歯周治療が必要な平均有病部位数の比較
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喫煙者では歯周ポケット有病部位数が多く、非喫煙者と比べて若い年齢層で増加している
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図6
歯周病の原因として喫煙が寄与する割合
若い年齢層でその割合が高い
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図7
プラーク蓄積と炎症反応に及ぼす喫煙の影響
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プラーク量には有意の差は認められなかった(A)が、
プロービング時の出血(B)および歯肉溝滲出液量(C)は喫煙者で少ない
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表4
歯周治療の予後に及ぼす喫煙の影響
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図8
喫煙による歯周組織破壊のメカニズム
細菌に対する免疫系および微小循環系による応答を抑制あるいは変容させ、
線維芽細胞による組織修復を障害することにより、歯周組織破壊を促進させる.
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図9
喫煙直後の歯肉ヘモグロビン量と酸素飽和度の変化
喫煙直後の歯肉は酸素不足の状態に陥っていることを示している
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