市販された埼玉県産と千葉県産の製茶から、厚生労働省の抜き打ち検査で国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、千葉県は9日、製茶のサンプル検査を週明けから始めることを明らかにした。
千葉県によると、対象は袖ケ浦市と市原市で生産された茶を使った製品。両市の生茶葉は5月の検査で基準値を下回ったため出荷が認められた。
しかし抜き打ち検査では、同時期に基準値以下だった長柄町産の生茶葉の製茶が基準値を超えたため、検査が必要と判断した。埼玉県は既にサンプル検査を実施し、基準値を下回ったと発表している。