福島第一の「湯気」、線量高く規制庁が調査指示
いまだに続くメルトダウン?
東京電力福島第一原子力発電所の3号機原子炉建屋5階から、湯気のようなものが発生する事態が続いている。
東電によると、23日午前9時過ぎに作業員が確認、午後2時半頃までに消えたが、24日午前4時15分頃、監視カメラで前日と同じ場所から立ち上る湯気を確認した。湯気の確認は最初に確認された18日以降で3回目。
原子炉の温度や圧力に異常はないが、湯気が発生した場所では23日、毎時562ミリ・シーベルト、周辺の24か所でも同137-2170ミリ・シーベルトの放射線が観測された。東電は雨水が格納容器の熱で温められて水蒸気になったとみているが、線量が高いため、原子力規制庁は詳しく調べるよう東電に指示した。