青森県、マイコプラズマ最多【感染症情報:北海道・東北】
岩手県では、流行性耳下腺炎・伝染性紅斑・マイコプラズマが流行
国立感染症研究所は12月14日、感染症発生動向調査週報(IDWR)第48号を発表した。2012年第48週(11月26日-12月2日)の発生報告を12月5日に集計し公表している。
感染性胃腸炎の流行が止まらない。大阪府以外の全都道府県で前週の報告数を上回った。第48週には報告数5万6677(定点当たり報告数18.00:以下かっこ内の数字は定点当たりの報告数)に上り、過去10年の同時期と比べて、2006年(21.86)に次ぐ高値を記録している。都道府県別では、鹿児島県(37.42)、宮崎県(34.72)、福井県(33.59)、大分県(28.67)、富山県(28.03)、愛媛県(26.00)、熊本県(24.94)の順に多い。年齢別では7歳以下の小児が7割以上を占めている。内訳は0-1歳(24.9%)、2-3歳(21.0%)、4-5歳(17.3%)、6-7歳(10.1%)。
なお、IDWR第48号でノロウイルス「GII/4変異株」による集団食中毒事例の概要を読むことができる。2012年10月に17人が発症し、沖縄県の飲食店が原因施設であると断定した事例。
発生動向総覧から、北海道・東北エリア(北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)に関する報告を抽出する。
【北海道】
エキノコックス症1人が報告されている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(3.07/全国1.76)、咽頭結膜熱(0.79/全国0.37)の報告数がいずれも全国で3番目に多い。
【青森県】
マイコプラズマ肺炎の報告数が全国で最多(4.83/全国1.20)。
【岩手県】
流行性耳下腺炎(1.50/全国0.38)、伝染性紅斑(0.28/全国0.05)の報告数がいずれも全国で最多。また、マイコプラズマ肺炎の報告数が2番目に多い(4.11/全国1.20)。つつが虫病1人が報告されている。
【宮城県】
マイコプラズマ肺炎(3.92/全国1.20)および水痘(3.57/全国1.73)の報告数が全国で3番目に多い。腸管出血性大腸菌感染症1人、風疹1人、アメーバ赤痢1人が報告されている。
【秋田県】
手足口病の報告数が全国で2番目に多い(1.60/全国0.42)。腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。
【山形県】
水痘の報告数が全国で最多(3.80/全国1.73)。また、手足口病(1.40/全国0.42)、流行性耳下腺炎(1.33/全国0.38)が3番目に多い。
【福島県】
特に報告なし。
2012年12月17日 国立感染症研究所
東京都で風疹、突出して多い【感染症情報:関東信越】
全国的に感染性胃腸炎の増加続く
国立感染症研究所は12月14日、感染症発生動向調査週報(IDWR)第48号を発表した。2012年第48週(11月26日-12月2日)の発生報告を12月5日に集計し公表している。
感染性胃腸炎の流行が止まらない。大阪府以外の全都道府県で前週の報告数を上回った。第48週には報告数5万6677(定点当たり報告数18.00:以下かっこ内の数字は定点当たりの報告数)に上り、過去10年の同時期と比べて、2006年(21.86)に次ぐ高値を記録している。都道府県別では、鹿児島県(37.42)、宮崎県(34.72)、福井県(33.59)、大分県(28.67)、富山県(28.03)、愛媛県(26.00)、熊本県(24.94)の順に多い。年齢別では7歳以下の小児が7割以上を占めている。内訳は0-1歳(24.9%)、2-3歳(21.0%)、4-5歳(17.3%)、6-7歳(10.1%)。
なお、IDWR第48号でノロウイルス「GII/4変異株」による集団食中毒事例の概要を読むことができる。2012年10月に17人が発症し、沖縄県の飲食店が原因施設であると断定した事例。
発生動向総覧から、関東信越エリア(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県)に関する報告を抽出する。
【茨城県】
腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。手足口病の報告数が全国で最多(1.72/全国0.42)。
【栃木県】
特に報告なし。
【群馬県】
つつが虫病2人が報告されている。
【埼玉県】
腸管出血性大腸菌感染症3人、レジオネラ症2人、アメーバ赤痢1人、風疹1人が報告されている。
【千葉県】
腸管出血性大腸菌感染症15人、つつが虫病3人、レジオネラ症3人、風疹3人、ジアルジア症1人、アメーバ赤痢1人が報告されている。百日咳の報告数が全国で最多(0.08/全国0.02)で、インフルエンザの報告数が3番目に多い(0.64/全国0.31)。
【東京都】
風疹の発生数が全国で最も多い14人と報告している。他の都道府県では報告があっても1-3人にとどまっているため、東京都が突出した数字となっている。また、アメーバ赤痢2人、麻疹1人が報告されている。
【神奈川県】
腸管出血性大腸菌感染症1人、風疹1人、麻疹1人、つつが虫病1人が報告されている。
【新潟県】
特に報告なし。
【山梨県】
特に報告なし。
【長野県】
腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。
2012年12月17日 国立感染症研究所
石川県、溶連菌咽頭炎が多め【感染症情報:東海北陸】
全国的に感染性胃腸炎の増加続く
国立感染症研究所は12月14日、感染症発生動向調査週報(IDWR)第48号を発表した。2012年第48週(11月26日-12月2日)の発生報告を12月5日に集計し公表している。
感染性胃腸炎の流行が止まらない。大阪府以外の全都道府県で前週の報告数を上回った。第48週には報告数5万6677(定点当たり報告数18.00:以下かっこ内の数字は定点当たりの報告数)に上り、過去10年の同時期と比べて、2006年(21.86)に次ぐ高値を記録している。都道府県別では、鹿児島県(37.42)、宮崎県(34.72)、福井県(33.59)、大分県(28.67)、富山県(28.03)、愛媛県(26.00)、熊本県(24.94)の順に多い。年齢別では7歳以下の小児が7割以上を占めている。内訳は0-1歳(24.9%)、2-3歳(21.0%)、4-5歳(17.3%)、6-7歳(10.1%)。
なお、IDWR第48号でノロウイルス「GII/4変異株」による集団食中毒事例の概要を読むことができる。2012年10月に17人が発症し、沖縄県の飲食店が原因施設であると断定した事例。
発生動向総覧から、東海北陸エリア(富山県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)に関する報告を抽出する。
【富山県】
前週に引き続き、伝染性紅斑の報告数が全国で3番目に多い(0.14/全国0.05)。
【石川県】
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が全国で2番目に多い(3.24/全国1.76)。
【岐阜県】
インフルエンザの報告数が全国で4番目に多い(0.62/全国0.31)。
【静岡県】
つつが虫病2人、麻疹1人、レジオネラ症1人が報告されている。
【愛知県】
レジオネラ症2人、風疹1人、アメーバ赤痢1人が報告されている。
【三重県】
特に報告なし。
2012年12月17日 国立感染症研究所
感染性胃腸炎、大阪以外は増加【感染症情報:近畿】
福井県では報告数が全国で3番目
国立感染症研究所は12月14日、感染症発生動向調査週報(IDWR)第48号を発表した。2012年第48週(11月26日-12月2日)の発生報告を12月5日に集計し公表している。
感染性胃腸炎の流行が止まらない。大阪府以外の全都道府県で前週の報告数を上回った。第48週には報告数5万6677(定点当たり報告数18.00:以下かっこ内の数字は定点当たりの報告数)に上り、過去10年の同時期と比べて、2006年(21.86)に次ぐ高値を記録している。都道府県別では、鹿児島県(37.42)、宮崎県(34.72)、福井県(33.59)、大分県(28.67)、富山県(28.03)、愛媛県(26.00)、熊本県(24.94)の順に多い。年齢別では7歳以下の小児が7割以上を占めている。内訳は0-1歳(24.9%)、2-3歳(21.0%)、4-5歳(17.3%)、6-7歳(10.1%)。
なお、IDWR第48号でノロウイルス「GII/4変異株」による集団食中毒事例の概要を読むことができる。2012年10月に17人が発症し、沖縄県の飲食店が原因施設であると断定した事例。
発生動向総覧から、近畿エリア(福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県:近畿厚生局の管轄区域)に関する報告を抽出する。
【福井県】
感染性胃腸炎の報告数が全国で3番目に多い(33.59/全国18.00)。
【滋賀県】
特に報告なし。
【京都府】
腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。
【大阪府】
レジオネラ症3人、風疹2人、腸管出血性大腸菌感染症1人、アメーバ赤痢1人が報告されている。
【兵庫県】
風疹1人、レジオネラ症1人、腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。
【奈良県】
特に報告なし。
【和歌山県】
特に報告なし。
2012年12月17日 国立感染症研究所
山口県、溶連菌が最多、増加傾向【感染症情報:中国四国】
ヘルパンギーナ報告、中国四国エリアに集中
国立感染症研究所は12月14日、感染症発生動向調査週報(IDWR)第48号を発表した。2012年第48週(11月26日-12月2日)の発生報告を12月5日に集計し公表している。
感染性胃腸炎の流行が止まらない。大阪府以外の全都道府県で前週の報告数を上回った。第48週には報告数5万6677(定点当たり報告数18.00:以下かっこ内の数字は定点当たりの報告数)に上り、過去10年の同時期と比べて、2006年(21.86)に次ぐ高値を記録している。都道府県別では、鹿児島県(37.42)、宮崎県(34.72)、福井県(33.59)、大分県(28.67)、富山県(28.03)、愛媛県(26.00)、熊本県(24.94)の順に多い。年齢別では7歳以下の小児が7割以上を占めている。内訳は0-1歳(24.9%)、2-3歳(21.0%)、4-5歳(17.3%)、6-7歳(10.1%)。
なお、IDWR第48号でノロウイルス「GII/4変異株」による集団食中毒事例の概要を読むことができる。2012年10月に17人が発症し、沖縄県の飲食店が原因施設であると断定した事例。
発生動向総覧から、中国四国エリア(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県)に関する報告を抽出する。
【鳥取県】
前週に引き続き、ヘルパンギーナの報告数が全国で2番目に多い(0.21/全国0.06)。百日咳も3番目に多い(0.05/全国0.02)。
【島根県】
ヘルパンギーナの報告数が全国で3番目に多い(0.17/全国0.06)。
【岡山県】
レジオネラ症1人、腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。
【広島県】
腸管出血性大腸菌感染症2人、つつが虫病2人、レジオネラ症1人、風疹1人が報告されている。
【山口県】
前週に引き続き、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が全国で最多で、増加傾向にある(4.19/全国1.76)。
【徳島県】
特に報告なし。
【香川県】
前週に引き続き、ヘルパンギーナの報告数が全国で最多(0.43/全国0.06)。
【愛媛県】
伝染性紅斑の報告数が全国で2番目に多い(0.16/全国0.05)。
【高知県】
百日咳の報告数が全国で2番目に多い(0.07/全国0.02)。
2012年12月17日 国立感染症研究所
鹿児島県、感染性胃腸炎が最多【感染症情報:九州】
佐賀県のインフルエンザ報告数が全国一に
国立感染症研究所は12月14日、感染症発生動向調査週報(IDWR)第48号を発表した。2012年第48週(11月26日-12月2日)の発生報告を12月5日に集計し公表している。
感染性胃腸炎の流行が止まらない。大阪府以外の全都道府県で前週の報告数を上回った。第48週には報告数5万6677(定点当たり報告数18.00:以下かっこ内の数字は定点当たりの報告数)に上り、過去10年の同時期と比べて、2006年(21.86)に次ぐ高値を記録している。都道府県別では、鹿児島県(37.42)、宮崎県(34.72)、福井県(33.59)、大分県(28.67)、富山県(28.03)、愛媛県(26.00)、熊本県(24.94)の順に多い。年齢別では7歳以下の小児が7割以上を占めている。内訳は0-1歳(24.9%)、2-3歳(21.0%)、4-5歳(17.3%)、6-7歳(10.1%)。
なお、IDWR第48号でノロウイルス「GII/4変異株」による集団食中毒事例の概要を読むことができる。2012年10月に17人が発症し、沖縄県の飲食店が原因施設であると断定した事例。
発生動向総覧から、九州エリア(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)に関する報告を抽出する。
【福岡県】
腸管出血性大腸菌感染症6人、つつが虫病3人、レジオネラ症1人、アメーバ赤痢1例が報告されている。A型肝炎による死亡例が1人報告された。
【佐賀県】
インフルエンザの報告数が全国で最多(4.28/全国0.31)で、咽頭結膜熱の報告数が2番目に多い(0.87/全国0.37)。レジオネラ症1人が報告されている。
【長崎県】
腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。
【熊本県】
アメーバ赤痢1人が報告されている。
【大分県】
前週に引き続き、流行性耳下腺炎の報告数が全国で2番目に多い(1.50/全国0.38)。また、感染性胃腸炎の報告数が4番目に多い(28.67/全国18.00)。腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。
【宮崎県】
咽頭結膜熱の報告数が全国で最多(1.19/全国0.37)。また、感染性胃腸炎(34.72/全国18.00)および水痘(3.58/全国1.73)の報告数が2番目に多い。つつが虫病6人、腸管出血性大腸菌感染症1人が報告されている。
【鹿児島県】
感染性胃腸炎の報告数が全国で最多となった(37.42/全国18.00)。つつが虫病4人が報告されている。
【沖縄県】
インフルエンザの報告数が全国で2番目に多い(2.21/全国0.31)。
2012年12月17日 国立感染症研究所