風疹:県内でも大流行 今年の患者、17日に昨年と同数に /神奈川
県は22日、今年の風疹患者の県内報告数が17日時点で259件に達し昨年1年間と同数になったとして、流行への注意を呼びかけた。
県健康危機管理課によると、県内では予防接種を受けておらず、免疫のない人が多い20〜40代の男性を中心に感染が広がっている。患者全員の集計を08年に始めて以降、昨年は報告数が最も多かったが、今年はわずか2カ月半で並んだ。
今年は17日現在、東京で899件、千葉で167件、埼玉で153件の報告が寄せられるなど、首都圏を中心に風疹は大流行の兆しを見せている。妊娠初期の妊婦が感染すると胎児に障害が出る恐れがあるが、妊娠中は予防接種を受けられないため、県は夫など妊婦の家族に接種を呼びかけている。【北川仁士】