【ワシントン共同】米メディアによると、米サンフランシスコ市の議会は9日、マクドナルドなどのファストフード店が高カロリーの子ども向けセットメニューにおもちゃのおまけを付けることを禁じる条例案を賛成多数で可決した。
深刻化している子どもの肥満を減らすのが目的。計600キロカロリーを超えたり、カロリーの35%を脂肪分で占めたりするメニューにおもちゃを付けて販売することは、来年12月から禁じられることになる。
米国では、子どもの3人に1人が肥満か太り気味とされる深刻な事態。ファストフードの消費増が一因と考えられ、セットメニューに付くおもちゃが子どもを高カロリー食に引きつけると指摘されていた。
米マクドナルドの広報担当者はCNNに対し「消費者が望んでいるものではなく、この可決は非常に残念だ」とコメントしている。