[リオデジャネイロ新華社=共同]ブラジル保健省は11日、今年1月から10月中旬までの期間にデング熱に感染して死亡した人が592人に上り、前年同期の312人に比べて89・7%増加したと発表した。感染者数も93万6000人と、前年同期の48万9819人から急増した。
テンポラン保健相によると、感染者の約70%が全国26州のうち南東部のサンパウロ、ミナスジェライス、中西部のマトグロソドスル、北部アクレ、ロンドニアの6州で報告されている。
死者の大半が「1型デング熱」と呼ばれるウイルスに感染していたが、同じ型のウイルスはブラジルでは1990年代に猛威を奮った記録がある。
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