ベル・ラクサーCO2レーザーは、すでに世界各国で約7,000台販売され、歯科・医科の広範囲な治療に使用されています。歯科用CO2レーザーの製品では、高出力の「スーパーパルス」を搭載し、高性能・高機能のレーザーとして高く評価されています。
●「スーパーパルス」とは、
1ショットのピークパワーが50Wと高く、また900μSEC.以下の非常に短いパルス波のことを指します。適切なレーザー治療には、十分なレーザーエネルギーと、パルス幅の短さが重要と言われています。これは、ターゲット組織のThemal
Relamation Time(熱緩和時間=ターゲットの照射部位から周辺組織に熱拡散する時間)以内に、レーザー照射を完了することが、周辺組織に炭化や瘢痕を残さぬ精巧な処置につながるという理論です。しかも、各スーパーパルスの照射間隔が大変長いため、照射部位の冷却を促進する時間が生じ、周囲組織への熱障害が軽減されます。
●「Top Hat Beam」とは、
CO2レーザーには、下記のような2種類の照射ビームがあります。
・マニュピレーター(熱反射タイプ)方式のGaussian(ガウシャン)ビーム
・ベル・ラクサースーパーパルス方式のTop Hat(トップハット)ビーム
軟組織を蒸散する場合、Gaussian(ガウシャン)ビームでは、ベル・ラクサースーパーパルスのTop Hatに比較して、水平・垂直部において2~4倍、熱による組織へのダメージ(壊死)が見られると言われています。
●ベル・ラクサーCO2スーパーパルスレーザーの特長
・無痲酔での処置領域の拡大 ・非観血処置の実現
・術後疝痛や後出血の減少 ・術後の治癒促進など
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