非歯原性歯痛:原因不明の歯痛・顔面痛で困ったら
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
当院の抜歯治療の特徴歯槽堤温存を考慮した抜歯術歯を“抜く”のではなく、
ソケットプリザベーション
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
WFでは30年前の開業時から、口腔外科を得意とするDr.ツツミの方針として、各種のインプラントシステムを行ってきました。しかし、当時の人工根、京セラのサファイア結晶、チタンブレードのどれも、オペが大げさになった挙句に予後も悪くなるものがあり、当時のオーラルケアの普及の低さと、患者さんへの価格を含め、WFでインプラントを続行することは、かなりリスクがあり、30年後など長期の保障ができないと判断して、10年間の試行錯誤のちに20年前には断念しました。その多くは骨への結合状態の不安定要素です。 12年前に東京歯科大の、補綴科助教授だった、小宮山彌太郎先生が、ブローネンマルクのインプラントセンターを臨床開業している事を知りました。 またWFでのオーラルケアトリートメントの実績効果が出てきている2000年には、そのメンテを受ける患者さんにはインプラントも40年以上の長期の保障が可能とと判断しました。 インプラント後のオーラルケアや、残存歯を含めた、トータルな複合メンテ、咬合調整など、その特殊性に応じた、対応が正しい方向で進められており、WFスタッフ全員の理解で、患者さんとのコミニュケーションがとれている結果です。 さて、インプラントは今では、精密なレントゲンCTでの3D立体映像の再現で、実際のオペ前に、事前のシュミレーションオペがPCデスクで行え、より精確で緻密な処置が可能となり、多くの先生が良い結果を得ています。 しかし、そのコスト負担は大きく、とてもそれだけの経済的余裕がないという患者さんには、自家根(自分の根)を植え変えて、再利用するということをWFでは、30年前から行っており、その予後安定は、10年経過で94%以上の安定で、10数%に歯周病的骨吸収がみられるというもので、生活上の支障はなく、充分に効果があり、費用対効果ではチタンインプラントより勝ります。 また、抜歯状態が良く歯根膜組織もある自家根の再移植ではインプラントと違い、歯根膜という、クッション組織の再生も可能であり、部分的な骨結合状態や根吸収などが発生する合併症も0%ではありませんが、日常生活での臨床的効果はほぼ、100%満足できる予後結果を得られます。 今では、試験管培養で、歯胚のクーロン再生実験も成功していますから、健康な身体さえあれば、自分の臓器は再生移植するということが可能になりそうです。 オペというと、麻酔して切って、身体に埋め込むというと、自分の身体を切り刻んだり、血を観るということで、躊躇する患者さんは多いですが(特に男性に多いです)、その処置は非常に短時間であり、痛みや、腫れもほとんどなく、数日で、普通に食事出来てしまう。軽いものであって、簡単な美容整形並みに、 お口の中が綺麗に機能的に若返ることを考えてもらえば、そのイメージは大きく変わるものです。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
インプラントの歴史から見て、まだ40年以上の補償はありません。 自分の歯とは歯根膜という根の周囲のクッション膜がなく、ダイレクトに顎の骨に結合しているということがその特徴です。 それを良く踏まえて、経験値のある先生が歯周組織に対して最適な噛み合わせ状態を再現し、それを維持するとともに、メンテナンスと患者へのオーラルケア指導を実施しないと、ほぼ80%においては、 自分の歯より都合の悪い、顎の骨の感染から骨髄炎を起こしたりします。特に上顎の奥に埋入した インプラントは、骨との結合状態を考えると、除去は不可能です。 ですから、今後、オーラルケアができない人の場合、老齢化のケア不足と、免疫低下を考えると 奥歯のインプラントは避けて、ほぼ5番くらいまでのインプラントにすべきかも知れません。また奥の場合はネジ固定にして、キャップ部分が外せるものが最適と思われます。 やはりネジで歯の部分を外して上部構造の清掃ができる、インプラントの結合部の周囲の歯肉境界の清掃ができるということが、とても重要でしょう。 また、若いうちからインプラントをする場合も、きっちりした接着されたブリッジと比較して、インプラントの予後はまだ未定です。一生涯を補償されているのではありません。 ここでも、重要なの適切なオーラルケアができるということです。 紹介先の採用インプラントシステム ノーベルダイレクトの特徴 a.. 1回法インプラントである b.. ブローネマルクと全く同様の材質(チタン)、表面処理方法(タイユナイト)である c.. ブローネマルクが骨に埋まる部分のみタイユナイト処理しているのに対し、 ノーベルダイレクトは表面全体をタイユナイト処理している d.. タイユナイト処理されたインプラントは、骨と強固な結合をするのみならず、歯肉とも緩やかな接合をする 左図 タイユナイト処理された表面 ノーベルダイレクトは 数年前ノーベルバイオケア社がステリオス社(本社アメリカ)を吸収した際、HAコーティング処理だったステリオスインプラントをブローネマルクインプラント同様のタイユナイト処理に変更し、発売したものです。 そして、この時、品揃えが多岐にわたることで複雑化してしまったブローネマルク(2回法)を簡素化した形で発売されたのが、リプレイスセレクト(2回法)です。 ノーベルバイオケア社 インプラントの代名詞「ブローネマルクインプラント」のメーカーであり、その歴史(1965年より)と実績から世界で最も信頼されるメーカーとされております。 三年前にアメリカのインプラントメーカー「ステリオス社」を吸収合併、これをきっかけにステリオスのHAコーティング処理をノーベルバイオケア社独自のタイユナイト処理に変更し、全く新しい商品としてノーベルダイレクト(1回法)、リプレイスセレクト(2回法)を誕生させました。後者は品揃えが多く複雑なブローネマルクシステムを簡素化したものと考えていいでしょう。 また、この会社は世界で唯一10年間の保証を宣言しているメーカーです。 ストローマン社 ブローネマルクインプラントと並び称される、ITIインプラントの製造メーカー(1974年より)で、研究開発に多大な資金を投入していることで知られております。 ITIインプラントの大きな特徴は、フィクスチャー表面の「SLA」(Sand-blasted Large-grit Acid-etched)という性状にあります。これはストローマン社が独自に開発したもので、フィクスチャー表面にマクロラフネスとマイクロラフネスを与え、骨とも結合「オッセオインテグレーション」を促進するというものです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
☆ 痛みの種類(大別して) | ||
(A)麻酔の時の痛み | 左記の痛み、腫れをほとんど最小にする工夫をしています。 | |
(B)治療処置中の痛み | ||
(C)治療直後の痛み | ||
(D)治療初日の就寝時 | ||
(E)処置後3日目 | ||
(F)処置後7日目 | ||
があります。 |
神経ブロック法
1. |
処置を行う場合、患者様の身体のコンディションが良いこと。
|
2. |
その歯を抜くことに対して、良く理解して、同意していることが大切です。
|
3. |
お口の中の衛生管理がよく、歯周炎、や虫歯の処置が完了していることが、理想です。処置後の感染、治癒に大きく影響します。急性炎で激しい症状のある場合、症状消失を服用薬や排膿のみで行い、安定してから、上記の条件を整えて、行います。
|
4. |
抜く前に前投薬を行ないます。術前からのばい菌コントロールで、身体へのばい菌の侵入を防ぎ、外科侵襲による傷からの体内感染予防、心臓弁膜への感染を予防します。
|
|
ほとんどの方において、心配はないのです。しかし、上記内容が、すべての抜歯処理における痛みを100%抑えるものではありません。痛みの感じ方は肉体的侵襲の大きさにかかわらず、精神的痛みも含まれるものです。 抜歯にともなう神経症状や、抜歯客の治療期間、治療までの痛みの程度も、個人差はあります。術後1週間の創傷の治り具合も毎日の管理、身体の反応によって異なるものです。 すべての患者様の抜歯において、上記の内容を保証するものではありません。 |
何故、痛くない親知らずを抜くの? | |
親知らずは、お口の中の手入れがよければ、ほとんど腫れたりすることもないのですが、20代の時は根が未完成で、小さいので、頭が出るか、出ないときに、抜歯すると、軽くてすみます。 30代、40代にそうなることは、大部分の方に起こることですから、予防的に抜きやすい20代に処置して抜いてしまうことが、残りの歯列を保護することになります。 |
くわしくはQアンドAのコーナーもごらんください。
WRFで10年間に抜いた、親知らずや、乳歯、矯正の便宜抜去した歯たちです。大学への献歯で残った分です。 |
|