睡眠時無呼吸症 | |||
|
1日で入るCAD/CAM冠はWF
顕微鏡による精密歯科治療
近年、テレビでも睡眠時無呼吸症候群(SAS)について放送される機会が増えてきました。
ご存じのとおり、非常に危険な疾患です。
睡眠の質が悪いと、
全身にあらゆる悪影響をもたらします。
あるデータによると、
睡眠時無呼吸が1時間に20回以上の人は、
9年後の生存率が70%と報告されています。
最悪の場合、
睡眠中に命を落としてしまうケースも
報告されています。
このような話は、多くの医療関係者に広まりつつありますが残念ながら、
アメリカに比べて、
日本はSAS治療があまり普及していません。
治療が必要な重症患者に限定しても、SAS患者は、
国内で300万人以上いる
と言われています。
しかし、医科の一般的なSAS療法「CPAP」の治療者数は、20数万人程度。
また、
SAS疾患の90%以上と言われる
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は、
潜在患者数が500万人と言われています
が、治療患者数はたったの2万人ほど。
SASは、もはや国民病のひとつといっても過言ではありません。
それなのに、見過ごされている事実があるのです。
たしかに、SASは「睡眠外来」をはじめ、内科(呼吸器・循環器)や
耳鼻咽喉科などでも、治療が受けられます。
意識の高い一部の歯科医院は、SAS治療を取り扱いはじめています。
そして、多くの患者さんを、命の危険から救い続けているのです。
つまり、
SAS患者が、歯科医院へ通院している意外な事実
があるわけですが…
一般の医科では「CPAP」という装置を使った治療が一般的です。
しかし、
CPAPは装着感が悪く、眠れなくなる患者さんも多いのです。
睡眠の質を治療するのが目的なのに、
睡眠そのものができなくなっては意味がありませんよね。
また、毎月5,000円ほどの治療費が必要になるのもネックです。
このような問題があり、今、歯科医院での治療を検討する患者さんも増えてきています。
ですが、SAS治療に対応できる歯科医院は、まだ多くありません。
細かい条件を満たさなければ、保険適用のマウスピース療法は提供できません。
また、保険のマウスピースは装着感が悪く、治療を断念する患者さんもいらっしゃいます。
つまり、歯科医院で提供する
使用感の良いSAS治療の多くは自費扱いとなります。
歯科で提供するSAS治療は、基本的にマウスピース療法。
スリープスプリント療法と呼ばれるものです。
ただし、保険適用の上下一体型スリープマウスピースは、
睡眠時に顎関節の動きが制限され装着時の異物感が強いため、
患者さんによっては、睡眠に支障がでてしまいます。
また、顎関節へ悪影響をおよぼすことが懸念されます。
自費のスリープスプリント療法もいくつかあります。
正確な咬合採得で、治療効果の高いSAS治療用の
マウスピースを簡単、迅速に作製できます。
SAS治療は、検査とスプリントの製作がメインとなります。
検査は、「簡易睡眠検査装置」を使いますが、
この検査機器は、簡単にSASの正確な検査が可能になります。
特徴2、装着感に優れている
スリープスプリントで治療効果を得るには、患者さんに、
スプリントを使い続けてもらう必要があります。ですが、
既存のスプリントの場合、
「装着感が悪く、眠れない」などの問題が発生し、
患者さんが治療を断念してしまうケースもあります。
=自費のスリープマウスピース療法=
保険のスプリントに比べて装着感が良く、睡眠に支障がでません。
患者さんが装置の使用を継続してくれるので、たしかな治療効果が得られます。
SAS治療で優れた治療結果をだし続けています。
■患者さんAの場合
治療前のAHI :70.6回 → 治療後のAHI :23.7回
CPAPになじめず、使わないことが多かったSAS患者ですが「e-OA」を使用し、
装着翌日には快適な睡眠ができました。
そして、AHIが大幅に改善しました。
※AHI(無呼吸低呼吸指数)とは?
睡眠1時間あたりの、無呼吸と低呼吸の平均回数。
SASの重症度をはかるうえで重要な指標。
■患者さんBの場合
治療前のAHI :26.3回 → 治療後のAHI :12.0回
内科からの転院患者で、最長無呼吸時間は約68秒でした。
ですが「e-OA」を使用し、最長無呼吸時間が26秒まで改善。
内科のドクターも驚くような治療効果が得られました。
なぜ、睡眠時無呼吸になるのか?
よく読んで、動画を見てくださいね。
AIRWAY & TMJ説明
幼児期から学童期の慢性鼻炎、風邪、咽頭炎、喘息、アレルギーで口呼吸が習慣化して低位舌になります。舌が常に、平べったく延びた餅のように前後左右に広がり、下歯列の上に被さり、上下奥歯の間に入りこんで、奥歯歯列を下方に圧迫し、下顎奥歯が内傾し低位になり、舌先端は前歯を押しだします。後端側の舌根部は肥大したように膨らみ、気道が閉塞気味になります。常に酸欠状態で、慢性疲労症候群?毛細血管の消失、若い時からのラグナ脳梗塞?
前歯が前突感のある人、重なってる人は口呼吸の可能性が高いはずです。いわゆるアデノイド顔貌。
口呼吸では、唾液が乾燥し少なく、口の中は乾燥気味で、唾液による抗菌作用の低下から歯肉炎や、歯質の乾燥でエナメルマイクロクラックから、歯の破折などの事故も起きます。
成人までに舌の低位舌での緊張からの舌変形
低位舌で、舌変形により、咽頭部に膨らんだ舌根部は、悪玉菌の繁殖する痰粘液が増え、舌根に2段棚ができ、痰の匂い玉もたまりがちです。気道も狭いため呼吸気流速度も増し、咽頭部粘膜の炎症で気管支炎、喘息、気管支拡張症へつながる。声の質は、ダミ声、ガラガラ、もしくは低音で濁った音質です。
口蓋にあるべき舌がないことで、歯列の内外の筋圧バランスの中立帯にあるべき、歯列の位置が崩れ、歯列の狭窄と犬歯間距離の狭まりで前突、前歯の乱配列変形になります。口蓋に舌を押し付ける力が弱いので、口の中の食片泥を咽頭部に押し出す力も弱く、舌根部の膨らみで狭い咽頭部に、食片泥はつまり気味になり、嚥下での舌の有効な押込みがなく、嚥下困難になります。また、咽頭部に食片泥の残渣が滞留しやすく、咽頭部の腐敗炎症が続きます。そのため、咽頭炎が度々急性化しやすくなります。
中年から、高齢にかけて親知らずも10代後半で抜かないと歯列は前に押され、前歯の乱配列、奥歯の前傾、内傾、隣接骨、内側骨の崩壊吸収が進行し、上下左右の7番は歯周病が重症化します。奥歯はうまく磨けないので、悪玉菌の温床になります。
また、咽頭部の気道狭窄は、一回換気呼吸量の減少を誘発しそのため、血液中の酸素濃度も下がり、動脈硬化、免疫力低下、冷え性、臓器不全、発がんへとつながります。
前に押し出された、前歯だけ歯茎が下がっているように見えるが、実際には下前歯が上に伸びている。
下前歯が強く当たるようになるため、下顎を奥にずらす後退位になってきます。そのため、長期には下顎関節頭の摩滅、変形で関節炎症を起こします。
10代から30代に、下顎の中心位咬合と後退位を繰り返しは、歯列の食いしばりや歯ギシリでの癖になります。そのため咬合筋の緊張と疲労は、頭蓋骨表面の筋群に広がり、頭痛やめまい、耳鳴り、首の痛みなども起きる場合があります。
さらに咬耗も進行して、さらに左右の歯列幅の共作だけでなく、咬合低位になり咬合圧が強くなるため、食いしばり、TCHの合併症が起きます。大臼歯部の親知らずの影響は、前方の歯を内傾、前傾させてくるので、大臼歯が斜めに低くなり、垂直に生えている小臼歯犬歯の咬耗、内側外側骨隆起が増大したり、または骨の吸収が起きます。口蓋中央の骨隆起も増大します。これでさらに舌スペースが後退するので、呼吸障害が進行してくる。
上の前歯の裏に、深く入った下前歯は強い上の犬歯に負けて、下犬歯間距離の狭窄を招き、歯周病の加速因子となる、歯列の乱れ、前歯の乱配列、上前歯の前突、上犬歯・4番間の骨垂直吸収、上前歯のフレアー、歯槽骨の吸収、離開発生します。日常の生活姿勢で、気道が狭い状態になるので、無意識に顎を前に出して気道を広げて、生活するために猫背姿勢になり、飲食時も前かがみでないと、飲み込みずらいので、姿勢悪く食べるようになります。
睡眠時には、寝返りして、仰向けの状態になった時、いびきだけでなく、気道咽頭部に舌が落ち込み、閉塞することで、1時間に数回、数分もの窒息状態を繰り返すことで、首吊り自殺と同じで、血中酸素濃度は下がり、高山病のような状態を繰り返します。これが、血管や脳神経の損傷を進行させ、命に関わる血管のつまりや、血管の破裂、を招きます。2018年時点で、5歳児でも、睡眠時無呼吸があります。痩せ型の女性にも多く、顎の中の舌房の大きさと、舌の大きさのアンバランスが原因です。
”顎関節(TMJ)の状態の分類”
皆さん、この姿勢の人は口呼吸で歯並びも悪く、
食いしばりから睡眠時無呼吸です。
|
|
|
|
|