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7.噛み合わせ・顎ずれ:丸山咬合治療
 

噛み合わせと全身との関連を考える会の会員になりました。

 

 

1日で入るCAD/CAM冠はWF 顕微鏡による精密歯科治療
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顕微鏡による精密歯科治療

 

噛む!を科学する
ナイトガードで改善
噛みあわせリンク集
丸山咬合医療 教育用パンフレット
DAY-UP
将来のために  子供たちの歯とあごをトレーニング!
歯とあごに!「あごしゃぶり」
歯とあごに!「噛むカムこんにゃく」
日常生活に活かせる咀嚼の基礎知識
-咀嚼運動は生理学-
異常咀嚼運動が引き起こす様々な問題
-歯周組織の破壊を起こしやすい-
脳の活動低下自閉症
顎ずれ・噛み合わせの健康顎位とは?
口と脳 命を守る歯科医療
かみ合わせと健康
丸山咬合セミナー第2回認定セミナー
タケシの家庭の医学噛みくせが原因TCHの肩こり
顎関節症の症例
 

食べ方は生き方(20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわ」の法則_田口久人著より)

引用元:田口久人著 20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわ」の法則

 
噛む!を科学する
チョッピングからグラインディングへ
 
食物をよく噛んで食べることは、唾液の分泌を促したり、脳への血流を促す、
肥満を予防するなどの効果もあるといわれています。
しかし、最近の研究では脳の正常な発達、顎の成長のためには、ただ回数を多く噛むだけでなく、
噛み方そのものを変える必要があるということが明らかになりつつあります。
特に成長期にある子供たちにとって正しく「噛む」ことは、
顎骨の成長や叢生歯列の予防をはじめ、多くのメリットがあります。
「咀嚼=噛む」について改めて科学してみました。

イメージ図

噛むことの大切さ

よく噛むこと、特にグラインディング咀嚼を行うことで、唾液やホルモンの分泌を促進し、脳への血流を促進します。また、グラインディング咀嚼は顎の筋肉だけでなく、首の筋肉も使うため、頭をしっかり支え、正しい姿勢をつくることにも効果的です。なお、噛むときは正しい姿勢で口を閉じて噛む習慣をつけましょう。

唾液の動き
1. 細菌の発育を抑制する
2. 細菌に抵抗する
3. 食べ物を飲み込みやすくする
4. でんぷんを分解してくれる
5. 味わいを敏感にしてくれる
6. 口中をなめらかにして乾燥を防いでくれる
7. 唾液がホルモンになって脳に働きかけて皮膚や歯、胃腸や血管などの細胞を増やしてくれる
8. 神経節や神経繊維の成長を促す

唾液による毒消し


咀嚼トレーニングで期待できる
歯列成長促進と咬合適応力の向上

現代人の顎骨は小さくなったか?
現代人は、昔の人と比べて顎が小さくなったといわれてきました。しかし、日本大学松戸歯学部の葛西教授は興味ある研究を発表しています。それは「縄文人と現代人の顎の大きさは同じ」という、今までの常識を覆す研究結果です。葛西教授によれば「縄文人と現代人の下顎骨をCTスキャンした数字を比較した結果、歯列幅は縄文人が広かったが、骨体最大幅や骨体基底幅は縄文人、現代人ともほぼ同じでした」とのことです。
左が縄文人、右が現代人の下顎。縄文人の下顎はがっしりと発達して、現代人に比べ骨格が発達しています。また、親知らずも機能していて、歯がまっすぐに上に向いて生えているのに対し、現代人の歯では、全体に内側に倒れこんでいるのが目立ちます。
 
内側に寝ている現代人の歯
下顎の骨自体の大きさに大きな変化がないのに歯列幅だけが小さくなっている現代人。その理由は左の写真で明らかなように、縄文人の歯が垂直に生えているのに対し、現代人の歯は大きく舌側に倒れているために、歯列幅がせまくなっています。この原因について葛西教授は「白歯本来の役割であるすり潰しながら噛む運動『白摩運動=グラインディング咀嚼』がきわめて少なくなっているため」と分析しています。「一口30回」など噛む回数だけでなく「噛み方」の質が歯・顎の成長、ひいてはきれいな歯並びには大切だったのです。最近は食物の軟食化で、数回歯を上下するだけの噛み方(チョッピング咀嚼)で済ませることが多く、上下運動に白歯の横の動きを加えたグラインディング咀嚼はほとんど行われていません。
 
顎歯成長を促進するグラインディング咀嚼
顎を横に動かすグラインディング咀嚼は顎骨の成長にどのように影響があるのでしょうか。顎骨は上顎が左右に、下顎は奥に向かって発達します。グラインディング咀嚼は顎骨の成長を促すため、成長期の子供で永久歯に生え変わるときに、乳歯よりも本数が増える歯を受け入れるスペースができ、叢生歯列を予防すると考えられています。きれいな歯並びのためにも、歯ごたえのある食物を、白歯を横に動かして咀嚼し、顎骨の発達を促すことが必要です。
 
叢生予防が期待できる
硬性ガムでの咀嚼トレーニング

噛みごたえのある食品と評価された「硬性ガム」について、使用することで咀嚼機能がどのように変化するのかをテストしました。パネラーは混合歯列期で経過観察中の平均年齢10.5歳の児童13人です(女児9名男児4名)。パネラーには左右両方で「バランス良く噛む」、「口をしっかり閉じて噛む」を指導し、1ヶ月間1日2回、朝夕食後の10分間の咀嚼トレーニングを行いました。

1 ヶ月の咀嚼トレーニングの結果は、開口路角度以外の全項目で向上し、左右の咀嚼バランスを示す「自由咀嚼の変化(50が左右バランス50:50を示す)」も、55.1と開始時より良い結果が出ています。

また、終了後1ヶ月を経過した時点でも開始前と比較して閉口路角度、サイクル数を除くすべての項目で有意差を示し、向上した咀嚼機能が維持されていることが分かりました。さらに、トレーニング終了3ヶ月後も咀嚼機能は維持されており、トレーニング開始から6ヶ月で8歳から11歳のパネラー7例で、チョッピング咀嚼からグライディング咀嚼へと咀嚼方法の改善が進んだことで、大白歯の頬側への直立と歯列幅の増加が確認されています。

以上のことから、硬性ガムによる咀嚼トレーニングは咀嚼機能の向上と咀嚼改善による歯列幅の増加に効果があり、成長期の児童において叢生を予防する効果が期待できるといえます。また、このことは不正咬合の治療方針に重要な示唆を与えてくれます。叢生治療において抜歯による治療から歯列拡大(非抜歯)による治療へと対応に変化がみられると考えられます。日本人標準歯列弓テンプレート(TOMY INTERNATIONAL INC)を指標に適正な上顎歯列拡大を行った(写真(1)→(2)患者に対して、上顎拡大治療終了後から硬性ガムによる咀嚼トレーニングを行うと、下顎の自然拡大と長期的な咬合の安定が確認されました(写真(3)→(4))。つまり、咀嚼トレーニングは歯列成長促進と咬合の適応力の向上に有効であると考えられます。

 
咬み応えのある食物が
グラインディング咀嚼を育てる

グラインディング咀嚼を習慣づけるためにはどうすればいいでしょうか。

日本大学松戸歯学部では、噛み応えのある食物として、かむトレーニング用に開発された「硬性ガム」と「ビーフジャーキー」、柔らかな食品として「はんぺん」、「軟性ガム」、「チーズ」の5つの食物を使って、食物の噛み応えとグラインディング咀嚼の関係を調査しました。評価項目は開口路と閉口路の咀嚼経路幅(図1)、閉口路角度(図2)、開口路角度(図3)です。

評価の結果、食物の噛み応えによって咀嚼経路幅、閉口路角度に大きな差があることが分かりました。噛み応えのある食物は、柔らかな食物に比べ、咀嚼経路幅、閉口路角度が明らかに大きく、グラインディング咀嚼に有効であることがわかりました。

 

咀嚼運動の評価は6自動度顎運動計測器(ナソヘキグラフシステム、(株)小野計測器、神奈川)を使用咀嚼運動解析は、第一大白歯における主咀嚼側の咀嚼開発5ストロークから14ストロークまでの計10ストロークの前頭部の咀嚼経路幅、開閉口角度を計測した。

下図は開口時と閉口時の軌跡を示しています。両者の差(幅)が大きいほどグラインディング咀嚼ができていることを示します。右図は口を開くときと閉じるとき、それぞれの角度です。これも角度の数値が大きいほどグラインディング咀嚼ができていることを示します。

資料提供:ライオン歯科材株式会社

歯並びがよくなると咬合関連の神経伝達作用と頸部筋群の血流改善で、肩コリや腰痛、冷え性、生理痛の改善。 脳内ホルモンの増加などで鬱や記憶力、前頭葉効果で夢イメージなど人間らしさの総合力が改善したりスポーツ能力があがったり集中力が増したりします。
 
下顎の位置のずれと噛みわせを治すこと
全身では姿勢が改善し筋肉の硬直がなくなり、筋肉バランスがよくなります。
また脳に対しては脳への血流量がよくなり、脳への酸素が豊富に送り込まれ、それによって脳内ホルモンの分泌が正常化されます。
ようするに顎をしっかりと発達させて、ずれを修正すると、脳の活動が効率化されれば、それにより健康になるということなのです。
田邉 文


ナイトガードで改善

2013年2月1日

ナイトガードで改善

歯・頭蓋骨の歪み・頸椎の気道の改善は
身体全体に影響し機能改善の可能性が拡大

3箇所改善が必要(噛み合せ・頭蓋骨・頚椎)

1.頭蓋骨矯正 咬合平面 脳の歪みの改善 平衡規の安定
2. 頚椎矯正 バイトの挙上 気道確保
3. 噛み合せ改善

歯を壊すタイミングは睡眠時無意識下

ナイトガードで改善

噛みしめや食いしばりなどの癖のある人は、長い間の繰り返しの力で、根が破折します。
神経治療を受けた場合は、破折予防のために、ナイトガードを一緒に作成し、一生使いましょう。自分の歯の摩滅も防止出来ます。
12-3

いびき防止用の装置で、下額を前方に出した状態で、上下固定されています。

口呼吸が体に与える影響
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口呼吸が体に与える影響
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2017/02/20

 

AIRWAY & TMJ説明

幼児期から学童期の慢性鼻炎、風邪、咽頭炎、喘息、アレルギーで口呼吸が習慣化して低位舌になります。舌が常に、平べったく延びた餅のように前後左右に広がり、下歯列の上に被さり、上下奥歯の間に入りこんで、奥歯歯列を下方に圧迫し、下顎奥歯が内傾し低位になり、舌先端は前歯を押しだします。後端側の舌根部は肥大したように膨らみ、気道が閉塞気味になります。常に酸欠状態で、慢性疲労症候群?毛細血管の消失、若い時からのラグナ脳梗塞?
前歯が前突感のある人、重なってる人は口呼吸の可能性が高いはずです。いわゆるアデノイド顔貌。

口呼吸では、唾液が乾燥し少なく、口の中は乾燥気味で、唾液による抗菌作用の低下から歯肉炎や、歯質の乾燥でエナメルマイクロクラックから、歯の破折などの事故も起きます。

成人までに舌の低位舌での緊張からの舌変形

低位舌で、舌変形により、咽頭部に膨らんだ舌根部は、悪玉菌の繁殖する痰粘液が増え、舌根に2段棚ができ、痰の匂い玉もたまりがちです。気道も狭いため呼吸気流速度も増し、咽頭部粘膜の炎症で気管支炎、喘息、気管支拡張症へつながる。声の質は、ダミ声、ガラガラ、もしくは低音で濁った音質です。

口蓋にあるべき舌がないことで、歯列の内外の筋圧バランスの中立帯にあるべき、歯列の位置が崩れ、歯列の狭窄と犬歯間距離の狭まりで前突、前歯の乱配列変形になります。口蓋に舌を押し付ける力が弱いので、口の中の食片泥を咽頭部に押し出す力も弱く、舌根部の膨らみで狭い咽頭部に、食片泥はつまり気味になり、嚥下での舌の有効な押込みがなく、嚥下困難になります。また、咽頭部に食片泥の残渣が滞留しやすく、咽頭部の腐敗炎症が続きます。そのため、咽頭炎が度々急性化しやすくなります。

中年から、高齢にかけて親知らずも10代後半で抜かないと歯列は前に押され、前歯の乱配列、奥歯の前傾、内傾、隣接骨、内側骨の崩壊吸収が進行し、上下左右の7番は歯周病が重症化します。奥歯はうまく磨けないので、悪玉菌の温床になります。
また、咽頭部の気道狭窄は、一回換気呼吸量の減少を誘発しそのため、血液中の酸素濃度も下がり、動脈硬化、免疫力低下、冷え性、臓器不全、発がんへとつながります。

前に押し出された、前歯だけ歯茎が下がっているように見えるが、実際には下前歯が上に伸びている。

下前歯が強く当たるようになるため、下顎を奥にずらす後退位になってきます。そのため、長期には下顎関節頭の摩滅、変形で関節炎症を起こします。

10代から30代に、下顎の中心位咬合と後退位を繰り返しは、歯列の食いしばりや歯ギシリでの癖になります。そのため咬合筋の緊張と疲労は、頭蓋骨表面の筋群に広がり、頭痛やめまい、耳鳴り、首の痛みなども起きる場合があります。

さらに咬耗も進行して、さらに左右の歯列幅の共作だけでなく、咬合低位になり咬合圧が強くなるため、食いしばり、TCHの合併症が起きます。大臼歯部の親知らずの影響は、前方の歯を内傾、前傾させてくるので、大臼歯が斜めに低くなり、垂直に生えている小臼歯犬歯の咬耗、内側外側骨隆起が増大したり、または骨の吸収が起きます。口蓋中央の骨隆起も増大します。これでさらに舌スペースが後退するので、呼吸障害が進行してくる。

上の前歯の裏に、深く入った下前歯は強い上の犬歯に負けて、下犬歯間距離の狭窄を招き、歯周病の加速因子となる、歯列の乱れ、前歯の乱配列、上前歯の前突、上犬歯・4番間の骨垂直吸収、上前歯のフレアー、歯槽骨の吸収、離開発生します。日常の生活姿勢で、気道が狭い状態になるので、無意識に顎を前に出して気道を広げて、生活するために猫背姿勢になり、飲食時も前かがみでないと、飲み込みずらいので、姿勢悪く食べるようになります。

睡眠時には、寝返りして、仰向けの状態になった時、いびきだけでなく、気道咽頭部に舌が落ち込み、閉塞することで、1時間に数回、数分もの窒息状態を繰り返すことで、首吊り自殺と同じで、血中酸素濃度は下がり、高山病のような状態を繰り返します。これが、血管や脳神経の損傷を進行させ、命に関わる血管のつまりや、血管の破裂、を招きます。2018年時点で、5歳児でも、睡眠時無呼吸があります。痩せ型の女性にも多く、顎の中の舌房の大きさと、舌の大きさのアンバランスが原因です。

 

”顎関節(TMJ)の状態の分類”

 

噛みあわせリンク集

あごずれと若返り

体と心の不調をとるかみ合わせ健康の背景

下顎の骨隆起について

 

「のみ込む力」鍛えよう 注目集める「のどトレ」

TOOTH WEAR(咬耗症) アブフラクションの処置

歯ぎしりが起こる原因とその対応法 (主な症状と治療について)

むせる・かむ力弱い… 口の衰え、死亡リスク高める恐れ

上咽頭治療の大家・谷先生の食事に昔の智慧学ぶ

舌を立てる

食べ物、何回噛んでる?“100回噛むだけダイエット”のススメ

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よく噛むことが成長期の高次脳機能の発達に重要である可能性

鼻呼吸と口呼吸、脳への影響に圧倒的な差があることが判明! 記憶力から寿命、顔も激変!

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抑うつリスク 歯がないと1.28倍

かめない人にメタボ多く 新潟大教授ら研究で初指摘

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主治医が見つかる診療所「呼吸を変えて健康になる!」【6月6日放送】

東京歯科大学アカデミア臨床セミナー/顎関節症セミナー 『顎関節症のパラダイムシフト』~とらえ方からマイクロストレッチまで~

寝ても疲れがとれない 発覚!悪魔の歯ぎしり

睡眠時のいびき、歯ぎしり 病気や体調不良の原因に

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丸山咬合医療
教育用パンフレット

《咀嚼》
咀嚼とは、「口の中で食べ物をよく噛み砕き味わい、消化を助けること」です。
では、咀嚼とはどのように行われているのでしょうか。
たとえば、ビーフステーキを美味しく味わい、消化されやすいようにすることを考えてみましょう。お皿の上にはビーフステーキが載っています。

①それを食べる時は、まずフォークでビーフステーキを押さえて動かないように固定します(把持)。
②それから、食べやすいサイズに、まずナイフで縦に切り、ついで、横に切ってサイコロ状にします(縦剪断、横剪断)。
③ついで、押しつぶします。これによって、ビーフステーキの中から肉汁が押し出されます(圧断)。
④さらに、それを縦方向、横方向にすり潰すことにより肉が細かくなり、肉汁が押し出されます(縦臼磨、横臼磨)。
口の中では、この肉汁と唾液が混ざって、それを下にある味蕾の味覚神経が感じて、味わう事が出来ます。
お皿の上のビーフステーキはこのようにして美味しく味わう事ができるのです。

この一連の動きは口の中でどのように行われているのでしょうか。
口の中にビーフステーキを入れて右側でかむとします。まず食べようとする右側にビーフステーキを入れます。
①その時、下顎は右斜め後ろから入って来て、上顎の奥歯の頬側咬頭頂と下顎の奥歯の頬側咬頭頂、すなわち、外側の山と山の部分でビーフステーキを挟みます(把持)。特に上の奥歯の外側の山を横から見るとギザギザにしたフォークのようになっています、その部分でビーフステーキを押さえる事になります。
②次にそのビーフステーキを縦に横に切るわけですが、口の中では、右側で食べようとした時、上顎の歯のかむ面(頬側咬頭内斜面)に沿って下顎の歯のかむ面(下顎側咬頭外斜面)は右斜め後ろから入ってきます。それによって縦切り、横切りは同時に行われます(縦剪断、横剪断)。
③その後、下顎の歯の山の頂上と上顎の歯の谷の部分でビーフステーキは押しつぶされ、肉汁が押し出されます(圧断)。
④そこから、口を開く運動になりますが、右側でかんでいる場合に口を開く際は、下顎は左斜め後ろに開きます。その時上顎の歯と下顎の歯の間に挟まれたビーフステーキは歯の内側の斜面によってすり潰されるようになりお肉のうま味を引き出します(縦臼磨、横臼磨)。
⑤それを下になる味蕾が感じて美味しく味わうことが出来ます。
このように、お皿の上にあるビーフステーキを美味しく味わうことが出来るようにする事が、お口の中では一回の動作で行われる訳です。それだけ咀嚼という動作(咀嚼運動)はすばらしいものなのです(図-1)。

図1-1 症例1 蘇正常咬合における咀嚼運動

図1

歯の形が悪く、かむ面が磨り減って平らだったらどうでしょう。縦切り、横切りは出来ず、圧断は出来ますが臼磨も出来ません。お口の中ではビーフステーキをトントン叩いているだけになります。それではビーフステーキは美味しく味わうことは出来ないでしょう。
また、歯並びが悪いと(口腔形態が悪いと)正しい咀嚼は出来なくなります。たとえば、臼歯の交叉咬合があると、あごは正しい運動ができなくなり、下図のように逆方向の運動になり、咀嚼できないばかりか顎関節症になったりします(図1-2)。

図1-2 症例1 臼歯部交叉咬合における咀嚼運動

図2

図1-1、図1-2 丸山剛郎著 『咬合と全身の健康』より

◎正しく咀嚼できないとどのような問題が生じるかを理解しましょう。
①グルメにはなれません(美味しく味わうことが出来ません)
②胃腸が悪くなります
③太ってきます
④入れ歯が痛くてかめません
⑤せっかく入れたインプラントがかめないだけでなくグラグラになります
⑥精神的に抑鬱傾向になります
⑦全身的な愁訴が増えてきます
⑧顎関節症になります
⑨歯周組織が破壊されます
⑩歯の異常咬耗がおこるなど様々な問題が起こってきます。

このような理由から、正しい咀嚼が出来ることが大変重要だと理解できることでしょう。しかし、正しく咀嚼運動が出来ているかどうかを診断できる先生は、まだまた全国でも500人もいないと考えられます。
なぜかと言うと、今までは限界運動しか考えていなかったからです。限界運動とは、例えば、歯科医院で詰め物をする際によく行われるように、「カチカチ、ギシギシしてください」という運動が限界運動になります。つまり、現在ある歯の面に沿ってかんでいる状態から下顎を前に出したり、横に動かしたりしてその運動を確認している訳ですが、日常生活でそのような顎の動きを行って物をかんでいる事はあるのでしょうか。限界運動と咀嚼運動とはまったく異なります。ガムをかんでいる時の顎の動きを考えてみれば理解できるのではないでしょうか。そのような限界運動を食事の際に行っていることはまずありません。
しかし、今までの歯科診療では、限界運動しか理解されていませんでした。そのため、他の歯科医院で作られたものは限界運動で作られています。その様にして作られたもので実際の食事を食べることができたとしても、やはり美味しく味わうためには、咀嚼運動を理解して作られたものであることが必要です。
咀嚼運動については、顎の動きをセンサーで感知し解析するシロナソアナライジングシステムという機会を用いることにより診断することが出来ます。この機械も全国に300台程しかなく、当院ではその機械を用いて咀嚼運動の診断を行うことができます。患者さんには、「この機会に一度検査してみてはいかがでしょうか」と勧めてみて下さい。

《全身健康咬合》
『全身健康咬合とは、身体に対する良い下顎の位置(顎位)になることである』と考えられます。
では、下顎がズレていない人はどの程度いるのでしょうか。本当にズレていない人は人口の1%にすぎません。あとの99%の人はズレているのです。そのズレている人たちには全てこの治療が必要かというと、そうではありません。痛みや悩みを自覚している人を治すのです。自覚症状として訴える人もいればそうでない人もいます。そうでない人の場合に、あなた方のスタッフが患者の状態を確認したり話の中から関係しそうな症状や悩みをつかみ取る必要があります。

◎では、なぜ下顎のズレが起こるのでしょうか。
1.直接的な原因
(1)歯科的な原因によるもの
a.かみ合わせの不具合
b.現在の歯科治療の間違い
(2)頬杖や枕によるもの
(3)むち打ち症の牽引治療によるもの
(4)全身の身体的な偏位から生じるもの
2.間接的な原因
(1)遺伝的要因
(2)後天的要因
a.生活環境に関するもの
b.生活習慣に関するもの
これらの諸要素への対応が悪いと下顎のズレが起こる原因となります。

◎では、全身の健康に良い下顎の位置(顎位)とはどのような位置でしょうか。
下顎の位置(顎位)は、歯科的には従来の咬頭嵌合位、安静位、中心位、などいろいろ存在しています。丸山咬合学(全身健康咬合)、下顎の位置は歯や顎関節のような顎や口の局所を対象にしたものではなく、全身との関係から捉えたものです。つまり、この全身との関係を捉えた下顎の位置というものが、全身の健康と大きな関係を持っています。
丸山剛郎大阪大学名誉教授(日本咬合学会理事長)は、永年の研究と臨床経験から、全身の健康に関係する下顎の位置、すなわち「全身の健康にとって良い顎位」というものが存在することを明らかにし、これを「全身健康咬合」と名付けています。「全身の健康にとって良い顎位」は、身体全体の形態と身体の機能との調和から生まれるものである、ということが多くの研究から明らかになりました。
すなわち、この下顎の位置とは身体全体の形態と機能が調和のとれたものであり、その下顎の位置のもとで、身体全体の健康が得られるものです。
「生体の健康にとって悪い位置」と言うのは、身体全体の形態と機能が調和していません。すなわち、全体のバランスがとれていないものです。そのため、身体全体の形態を崩し、身体の様々な箇所に無理を生じ、破綻をきたすことになります。例えば、下顎は顎の関節を介して筋肉や靱帯で頭部に固定されぶら下がっているものです。そのため、下顎の位置が正しくないと頭の位置のズレや傾きを生じます。頭の位置のズレや傾きはそれを支えている頸椎の配列形態(アライメント)の異常を生じさせることになります。頸椎の配列形態の異常は、その下部の胸椎、腰椎、仙椎へと広がり、脊椎全体の配列異常を生じさせます。そのため、姿勢が悪くなり身体全体のバランスを崩します。すなわち、身体の形態的偏位を生み、これが全身の様々な症状を生じさせます。正しい下顎の位置を是正することにより、生体の形態的偏位が修正され、不定愁訴が改善・消失し、健康が得られます。
このように「生体の健康にとって悪い位置」は、身体の機能とも調和していないものなのです。下顎の位置が正しくないと身体の正常な機能を阻害し、内臓疾患をも含めた様々な症状を呈することになります。
下顎の位置が調和のとれた身体の形態と機能にとって極めて大きな意義を持っていることを認識して頂きたいと思います。たかが「下顎の位置」とあなどってはいけません。ズレた下顎の位置を「全身の健康に良い下顎の位置」へ是正すること(丸山咬合医療)によって、多くの病気(不定愁訴)が治ります。

◎では、どのような不定愁訴が治るのでしょうか。
それは、全身健康チャートに一覧となっていますので見て頂きたいと思います。全身健康チャートは、丸山剛郎大阪大学名誉教授が、患者さんの顎のズレを治すことによって、改善・消失した様々な症状の一覧です。この全身健康チャートを詳細に読み、考えることによって、その患者さんの現在の健康状態と顎のズレとの関係が把握できます。注意して頂きたいのは、「このような症状が全て下顎の位置を治すことによって治るわけではない」、ということです。例えば、医科的な原因の存在する場合にはまず病気を治すこと、もしくは検査することをお勧め下さい。患者さんにはあくまでも、「患者さんの顎のズレを治すことによって、改善・消失した様々な症状の一覧です。」とお伝え下さい。
(巻末資料-全身健康チャート参照)

下顎の位置の診査・診断において、全身健康チャートによる全員の症状の診査・診断から始まるのは、その患者さんの全身状態を正しく広く把握するためです。
患者さんがどのような全身症状を持っているのか、患者さんはどの部分とどの部分に問題を持っているのか、下顎のズレが患者さんのどの部分に主に障害を及ぼしているのか、それらの症状の下顎のズレとの関係を知るためです。下顎のズレがもたらす問題点は、患者さんの訴える症状と関係が見られるものです。また、下顎のズレを持っている場合には、男性・女性それぞれ特徴的な不定愁訴を持つことも多いのです。例えば、肩凝り、生理痛、便秘、手足の冷えは、下顎のズレのある若い女性に見られる四大症状です。
さらに、この全身健康チャートは、定期的に(例えば1ヶ月ごと)患者さんの症状の変化を把握するために極めて重要です。症状にはすぐ消失するものと、改善はするが消失にはやや時間がかかるものとがあります。

◎では、どのような診査を行うのでしょうか。
① 全身健康チャートによって患者さんの全身健康状態を把握します。
② 丸山剛郎大阪大学名誉教授が長年にわたって考案・改定してきた「咬合と全身の健康 診査・診断チャート」に基づいて顎口腔系の詳細な診査をします。
③ 続いて全身状態を診査をします。

  1. 診査に基づく診断はどのようにするのでしょうか。

「全身健康 診査・診断チャート」にある様々な診査に基づいて、全身の健康にとってよい下顎位の診断を行います。正しく顎位の是正が行われたならば、これらの不定愁訴、特に種々の筋肉痛などは即座に改善されます。このことが逆に下顎のズレの診断の正しさをも検証することになります。このような下顎のズレの是正のために考案されたのが、TM式(丸山式)バイトスティックです。TM式(丸山式)バイトスティックとは、下顎が様々な方向へズレていると診断された時、そのズレた下顎を正しい位置に是正し保持するために用いるものです。このバイトスティックは、下顎のズレに対応して用いるようにその形や大きさには十数種類のものが工夫されています。下顎のズレに合わせて各種のバイトスティックを用い、診断に基づいて得られた下顎の位置を正しい位置に保持します。下顎が正しい位置になっているかどうかの確認は次のことから行うことができます。
①顔貌、姿勢、身体の三軸(前後、左右、ねじれ)のバランスなどが修正されます。その結果、顔貌がよくなり、姿勢が改善され、身体の三軸のバランスも是正されます。
②様々な不定愁訴が改善されます。すなわち、患者さんの訴える主たる症状が改善されたり消失したりします。
③筋触診によってみられた筋の硬直や疼痛が改善されます。
④アプライドキネジオロジーによって下顎の位置が正しいことが検証されます。
丸山咬合医療の大きな特徴は、TM式バイトスティックによって下顎の位置を正しい位置に治すと、即座に上記のような現象が起こることです。これが他の咬合治療と異なるところです。

◎では、このように下顎の位置を正すことによりどのような事が起こってくるのでしょうか。
丸山剛郎大阪大学名誉教授による数千を超える症例から次のようなことがわかっています。
身体的問題にたいしては
①筋肉に効く
ⅰ)筋肉の硬直がとれる
ⅱ)筋の前後左右のバランスが良くなる
ⅲ)筋力がフルパワーになる(筋の最大筋力を発揮できる)
②血管系に効く
ⅰ)血流が良くなる
ⅱ)心筋が強化され血液の循環量が多くなる
ⅲ)筋の硬直がとれ血管の圧迫がなくなる
③神経系に効く
筋肉の硬直の改善により末梢神経系への圧迫がなくなり痛みが緩和される
脳関連症状に関しては
①免疫系に効く
免疫力の強化につながる
②自律神経系に効く
ⅰ)いわゆる自律神経失調症にも効く
ⅱ)脳の若返りが起こる
③内分泌系に効く
ⅰ)ホルモンバランスが良くなる
ⅱ)妊娠したり生理痛が良くなったりする
ⅲ)血糖値が正常になる

◎それでは、TM式バイトスティックによって下顎の位置を正しい位置に治してから、どのように治療を行うのでしょうか。
治療には、マンディブラー・ポジショニング・アプライアンス(下顎位矯正装置)
を用いて正しい下顎の位置を保持します。その治療過程は次の通りです。
① 健康によい下顎の位置を診査・診断し、下顎をバイトスティックを用いて是正します。
② この是正された下顎の位置において、種々の症状が軽減・消失することを確認し、アプレイドキネジオロジーと身体3軸バランスにて検証します(診断検証)。
③ この正しい下顎の位置を記録します(咬合採得)。
④ MPA(現在は原則MFAである)を製作装着します。
⑤ MPA(MFA)装着後、ほぼ月に1回、MPA(MFA)の調整を行います。月1回調整を行わなければならないのは、MPA(MFA)装着中においても、患者さんは下顎を元の位置へ無意識に戻そうとしてMPA(MFA)を摩耗してしまい症状が再発してくるからです。
⑥ このような調整を繰り返し(平均6ヶ月)、MPA(MFA)を調整しなくても症状の改善・消失が見られるようになれば治療は完了とされます。
⑦ その獲得された顎位で、そのまま治療完了にする場合もありますが、その場合は、また元の位置に戻る可能性も考えられるので定期的に装置の調整が必要になります。それ以外に、その獲得された顎位で、補綴治療、歯列矯正治療、またリシェイピング(形態再付与)と言った治療方法があります。最終的に獲得された顎位で、患者さんと共に治療方針を考え、患者さんが納得した上で治療に望むことが重要になります。

上記の方法を含んで丸山咬合医療における治療法としては、次の4つがあります。
(1)咬合修正治療
(2)顎位是正治療
(3)咬合矯正治療
(4)咬合構成治療

(1)咬合修正治療は、下顎の位置がズレる原因になっているところを修正(リシェピング)する方法です。治療期間は短期ですが、この治療は限界がありますので、治らなければ是正治療に移行する必要があります。
(2)顎位是正治療は、上記の通り下顎を正しい位置に治療する根本的な治療です。治療期間は6~8ヶ月を目安にしています。
(3)咬合矯正治療は、下顎が正しい位置で歯列矯正を行うことです。治療期間は歯列矯正の器官が状態によって変わるので先生と相談の上患者さんにはご説明下さい。
(4)咬合構成治療は、顎位是正治療によって獲得された下顎の位置において全顎的に補綴治療を行うことです。治療期間は下顎の位置が決定してからできるだけ早く仕上げてあげることが必要です。

◎丸山咬合医療は脳に良い影響をもたらす。~研究結果
丸山咬合医療により改善・消失した症状・悩みは、身体全般の症状、肩こり、腰痛、冷え性、生理痛からうつなどの精神的なものまで数多くあります。また、集中力が増した、学業の成績が向上した、スポーツ能力が高まったなどの効果もみられました。
「丸山咬合医療は、身体の姿勢や状態をよくすることによって、脳によい影響を与え、そして、良好になった脳が免疫系を含めた身体にも好影響を与える、というメカニズムになっているのではないか。だとすると、不定愁訴や腰痛、肩こり、内臓の不調の改善以外にも、癌を初めとする免疫関係のさまざまな疾患も効果があるだろうし、さらには、思考力や集中力、記憶力などの能力の改善にも効果があるはずである。」
このような思考の元、元北海道大学医学研究科高次脳機能学講座教授で世界的な脳科学者である澤口俊之先生と丸山名誉教授との共同研究が行われています。その一部として、全身健康咬合を与える前後で脳活動にどのような変化が起きるかをファンクショナルMRIで調べ、次の結果が得られました。

1.前頭連合野の能力改善
ⅰ.将来に向けた展望・夢(未来志向性)、計画性
ⅱ.高度な思考力、問題解決能力、一般知能
ⅲ.理性(感情の制御)、自己制御
ⅳ.主体性、独創性、創造性
ⅴ.探究心、意思力、集中力

2.脳老化の改善(脳の若返り)
3.免疫系の改善
HPA系の賦活など

4.子供の心・知能の健全な育成

5.大脳の運動連合野、運動野の活性化・効率化
こりの改善、身体左右バランス、筋力の増大など

6.小脳の活性化・効率化
姿勢や運動能力の改善

下顎の位置を正すことにより、『全身では姿勢が改善し筋肉の硬直が無くなり筋肉のバランスが良くなります。また脳に対しては脳への血流が良くなります。脳への血流が良くなると脳に酸素が豊富に送り込まれることが出来るようになります。それによって前頭連合野の効率化が起こり、脳内ホルモンの分泌も正常化されます。』
このように、下顎の位置のズレを正す事により脳の活動が効率化され、それによって身体が健康になるということが研究結果によって証明されました。
これらの結果は、まさに丸山咬合医療が上記の種々の悩みや症状への大いなる効果が立証されたことになります。
このように、下顎の位置を是正することは脳の活動によい影響を及ぼすことになりますので、逆に言い換えますと、下顎の位置がズレていると脳に対して悪影響を及ぼしていることにもなります。
以上のような理由から、全身健康咬合について体験を受けようかどうしようか、と迷っている患者さんには、下記のようにご説明して下さい。
『顎の位置のズレを正すことにより様々な症状が消失、改善する可能性が考えられます。一度ご自分の身体で感じてみてはいかがでしょうか。
詳しい内容に関しては当院の治療コンサルタント、カウンセラー(または院長先生)がお話させて頂きます。お気軽にご相談下さい。
また、体験に関しましては、当院で行っておりますので一度受けられてはいかがでしょうか。この体験であなたの人生が変わるかもしれません。』

◎“咀嚼”と“全身健康咬合”におけるこのような知識を最低限度持って頂き、それによって、皆様が勤めている歯科医院が、他の歯科医院とは違い、咀嚼と、全身の健康を考えた治療を行っているということをぜひ認識して下さい。

日本咬合学会



将来のために
子供たちの歯とあごをトレーニング!

DAY-UP


歯とあごに!「あごしゃぶり」
長崎・「あごしゃぶり」
おいしく 健康に

 「あごしゃぶり」は五島・平戸近海産の上質な「ツクシトビウオ」の幼魚を一尾ずつ、手作業で天日干しにしたもの。

飛魚は白身魚で脂身が少ないのが特徴で、
他の魚に比べると身が堅く、噛めば噛むほど味が出るので、
顔のあごを使うことから長崎では飛魚を「あご」とよぶようになったそうです。

噛みごたえがありますが、噛めば噛むほど自然のうまみが出て、
歯やあごのトレーニングにぴったり!!
お子様や高齢の方の噛む運動にもおすすめ!

中骨まで丸ごと食べられますので、
栄養の面でもばっちりです。

あごしゃぶり


製造元:あごのシンエイ
 

歯とあごに!「噛むカムこんにゃく」
1袋32kcal
おいしく 健康に

 「噛むカムこんにゃく」はこんにゃくに本格的なホタテ味をしみこませた
噛みごたえのあるおつまみです。

噛めば噛むほど美味しいので、自然にたくさん噛むことができます。

歯やあごのトレーニングにぴったり!!
おつまみを噛みごたえのあるものにして、歯を鍛えましょう。


国内産のこんにゃくを使用、化学調味料無添加です。

噛むカムこんにゃく





日常生活に活かせる咀嚼の基礎知識
-咀嚼運動は生理学-
                      北村幹夫
2011年7月21日 資料提供:日本咬合学会



そしゃく運動は、生理学!
前回咀嚼運動と咬合形態の関連性について、模型の見方から説明致しました。今回は、もう少し臨床生理咬合としての咀嚼運動を整理したいと思います。
巷に溢れる補綴治療の為の数々の咬合器の間違いについては、丸山咬合医療を勉強された方なら誰でもご存知のことです。

では何故、歯科医療の現場でこのような間違いが起きてしまい、間違いだと気が付く事無く、今日までまかり通っているのでしょうか。

答えは簡単です。丸山剛郎大阪大学名誉教授が常々口にされている『咀嚼運動を生理学的に捉えていない!』からです。我々が慣れ親しんで、またそれなりに理解が出来ている物理学で辻褄を合せ、納得してしまっているからです。

物理の法則は、地球上の万物に対する法則であって、生物には無意味な事が多い事実を忘れてしまっているからです。

私事ですが、35年前歯科矯正治療を志して最初に受けたショックは、歯を動かす法則でした。ご存知のように、物理的に考えれば、物をより遠くに動かしたければ、いかに“瞬間的”に強い力”をその物体に加える事が出来るかで決まります。でも、歯を動かしたければ、真逆をしなければならないのです。

いかに“持続的に弱い力”をかけ続ける事が出来るか、これが、より遠くに歯を動かす力となる事実です。この生理学的事実を受け入れたからこそ、歯科矯正学が成り立っています。

何を馬鹿な事を言っているのだとお叱りを受けそうです。つまりこの事実はだれでもが疑う事無く納得出来ているのです。でも、咀嚼運動では未だに物理学なのです。

今後の補綴治療の飛躍は、咀嚼運動においても『物理学では理解が出来ない』という真実を、真摯に受け止められるか否かにかかっているのではないでしょうか。

ズバリ、咀嚼運動とは、『コンダイルを支点としたヒンジムーブメント』ではなく、『脳幹に存在するパターンジェネレーションから発せられた、咀嚼運動パターンに則って下顎を動かすにあたり、末梢の種々の情報(咬合形態・顎位等)を歯根膜或いは筋紡錘等の感覚受容器でとらえ、求心性情報として大脳で統合し、そして遠心性情報としてフィードバックさせることにより営まれる生理理学的運動』なのです。


 

異常咀嚼運動が引き起こす様々な問題
-歯周組織の破壊を起こしやすい-
                     冨安 誠
2011年7月21日 資料提供:日本咬合学会

一般的に歯周病の原因は歯周病菌だけのように言われていますが、はたしてそうでしょうか?前回は異常咀嚼運動によって「義歯が適合は良いのだが外れる・痛い・咬めない」が引き起こされることを説明しましたが、咀嚼運動の異常が引き起こす問題は補綴物に限ったことではなく歯根や歯周組織にも当然及びます。今回は異常咀嚼運動が引き起こす問題として「歯槽膿漏になりやすい」を取り上げてみたいと思います。

-咀嚼時の同側への開口運動の存在、及び反対側咀嚼時の閉口早期の凹状閉口運動の存在-

上顎骨劣成長のよる萌出不足のため上顎大臼歯の頬側傾斜していたり、また特に上顎第二臼歯の舌側咬頭が単咬頭化しているような場合、大臼歯部での強力な咀嚼時の開口干渉が起き易く、同側への開口(図1)が起きることは皆さん既にご承知のことと思います。このような場合、当然のことながら上顎の歯には正常に開口しようとする赤の破壊の力が加わっています。しかし同時に反対側咀嚼閉口時の非作業側干渉が存在すると今度は同じ歯に舌側から頬側へ向かう力が掛かることになります。(図2)これを例えるなら、細木を抜く時に左右ゆすっていると抜けてきますが、これと同じですね。(図3)

イメージ図





脳の活動低下自閉症
自閉症は脳の神経機能低下
タンパク質減少を確認
予防、治療の標的に

2010年1月6日 提供:共同通信社

 自閉症の人の脳の中では、神経から神経に情報を伝える化学物質を回収し再利用するタンパク質「セロトニン・トランスポーター」が少なく、神経機能が低下していることを初めて確かめたと、浜松医大の森則夫(もり・のりお)教授らが5日、都内で発表した。

 この化学物質「セロトニン」は感情、睡眠、食欲、不安などに関係するとされる。森教授は「セロトニン・トランスポーターという、予防や治療に役立つ具体的な標的を提示できた。研究が大きく進むだろう」と話している。

 森教授らは、知的障害がない「高機能自閉症」の18~26歳の男性20人について、陽電子断層撮影法(PET)でセロトニン・トランスポーターの分布を調査。

 すると脳全体で、健常者より密度が低いことが判明。自閉症の症状との関係を分析すると、帯状回という部位での密度低下は「相手の気持ちを読めない」という症状と、視床での低下は強迫症状と関係があることが分かったという。

 これまで、自閉症の人の一部でセロトニンの血液中の濃度が高く、自閉症との関連が指摘されていた。

 

グループの辻井正次(つじい・まさつぐ)中京大教授(発達臨床心理学)は「自閉症は育て方の問題ではなく、明確な脳の障害があることが見いだされた。障害を前提に、社会に適応して生きられるようサポートしていくことが大事だ」と話している。



顎ずれ・噛み合わせの健康顎位とは?
うつ病が10年で倍増!
 
うつ病100万人超す…10年で2.4倍に

2009年12月4日 提供:読売新聞社

軽症者の受診増加も一因

 抑うつなどの症状が続くうつ病の患者数(躁(そう)うつ病を含む)が、初めて100万人を超えたことが3日、厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査でわかった。

 長引く不況などが背景とみられる一方、新しい抗うつ薬の登場が患者増につながっていると指摘する声もある。

 患者調査によると、うつ病が大半を占める「気分障害」の患者数は、1996年に43万3000人、99年は44万1000人とほぼ横ばいだったが、2002年調査から71万1000人と急増し、今回の08年調査では、104万1000人に達した。

 10年足らずで2・4倍に急増していることについて、杏林大保健学部の田島治教授(精神科医)は、「うつ病の啓発が進み、軽症者の受診増も一因」と指摘する。

 うつ病患者の増加は、新しいタイプの抗うつ薬が国内でも相次いで発売された時期と重なる。パナソニック健康保険組合予防医療部の冨高辰一郎部長(精神科医)は、「軽症のうつは自然に治るものも多い。しかし日本ではうつを早く発見し、薬を飲めば治るという流れが続いており、本来必要がない人までが、薬物治療を受けている面があるのではないか」と話す。

 

「美」感じる脳の部位発見 医療分野への活用も期待

自閉症傾向の脳の特徴 MRIで確認 repo-to1674

脳の総合野障害?パーソナリティ障害 感情障害 new-072

脳血流でうつや総合失調症などの判別する へ

 


口と脳 命を守る歯科医療

2011年6月月刊歯科医療経済 2011.6月号 


Vol.1 口から脳へのアプローチ

口から脳へのアプローチ
「口腔の健康が全身の健康を支えることに疑う余地はない」。
日々70~80人の患者さんの治療にあたりながら研究活動を続ける相田能輝先生は言う。

俗にいうポッカリ顔、口呼吸を行っている患者は、アトピー、アレルギー性鼻炎、炎症性疾患、腎臓病、関節リウマチなどの全身疾患を抱えている事が多い。さらにSASによる慢性疲労、集中力の低下、深刻なケースとして鬱病なども少なくない。そこで相田先生が着眼したのは口と脳の関係である。
「矯正後の子供たちが健全に成長していることは経験則として実感している。重要なのは脳の器質的変化、つまり脳の形そのものが変わること。脳は育ち続けている。矯正治療後に脳内ではセロトニンが増加する。咬合が改善するとセロトニンが活性化し、平常心、クールな元気(脳内で酸素の消費量が増える)、自律神経の調節をもたらす。抗重力筋が附活化し、外形的に姿勢や表情が引き締まるだけでなく、ストレスや痛みに強くなり心が安定する、集中力、記憶力が向上するなどの変化が顕著に現れる」。


歯根膜の重要な働き
歯と全身の関係については国内外の論文においても、「臼歯を抜いたラットは学習記憶が低下する」「人為的な早期接触は、脳血流の変化やストレスをもたらす」「義歯は転倒を防止する」「歯周病は、糖尿病、高血圧、心疾患の要因となり、認知症発症のリスクを高める」などの例が明らかにされている。
「この時に重要な働きをするのが歯根膜」と相田先生は指摘する。
歯根膜は三叉神経に繋がりセンサーの役割を果たす。咀嚼による刺激は脳の中の運動、感覚、記憶、思考、意欲に関する部分を活性化させる。歯根膜が失われると、歯茎や頬が歯根膜の代わりに刺激のセンサーとなる。相田先生は「脳の代償弁済」と名付けている。


いま歯科医師ができること
不正咬合や欠損などの理由で一部の歯が強くあたると脳血流が極端に増加するが、適正な義歯を入れると正常になり、高齢者の転倒防止予防などにつながる。一方、インプラントは骨と強固に結合して咀嚼機能を回復させるが、感覚受容器としての歯根膜やそれに代わる粘膜を排除するため、対合歯だけでなく脳にも過負荷を与えることになる。
「歯周病菌、虫歯菌、口呼吸は、糖尿病、高血圧、心疾患、リウマチの要因となり、認知症のリスクは2倍になる」と患者には説明する。
リウマチの権威である今井一彰・みらいクリニック院長(福岡県)、腎臓内科専門医の堀田修・仙台社保病院腎センター長(宮城県)らは医科の立場から口呼吸のリスクを指摘する。口呼吸により口蓋扁桃に慢性病巣感染があると、必ず他臓器炎症性の疾患を引き起こす。その代表例として口呼吸を原因とするリウマチが挙げられる。


「口は命の入り口であって、病の入り口にしてはならない」という今井院長の言葉に、相田先生は歯科医師としての存在の意味を考えさせられた。「口腔の健康が全身の健康を支えることはもはや間違いのない真実である。正しい歯科治療を充実させることにより、国民医療費を低減させるができる。削って詰めるだけの治療では、医療全体の枠組みの中で歯科は常に末端の医療歯科できない。しかし、低侵襲、歯根膜の保存を心がけ、全身を視野に入れた治療を行えば、社会に寄与する新たな位置づけが得られるのではないかと考えている」。
次号では、内科医・リウマチ医の今井一彰氏(福岡県開業)に、歯科の重要性と医療連携のあり方について伺います。

脳内の変化を知る方法としてはFMRIが知られている。しかし、「大切なのは血流の変化ではなくどれだけ酸素を消費したか」。COE画像によりクールな鼻呼吸と興奮気味な口呼吸の違いがわかる。※COE画像は「口腔生体医学研究所、荒月正明先生のご厚意による。
脳の器質的変化、咀嚼機能が左右均等だと脳内にも同様の傾向が現れる。

 
脳の図 脳図
    脳の器質的変化、租借機能が左右均等だと脳内にも同様の傾向が現われる。     脳内の変化を知る方法としてFMRIが知られている。しかし「大切なのはどれだけ酸素を消費したか」。COE画像によりクールな鼻呼吸と興奮気味な口呼吸の違いがわかる。※COE画像は口腔生体医学研究所、荒井正明先生のご厚意による。
 
 

カラオケで脳活性



かみ合わせと健康
新たに脳の活性タンパク質の発見
 
神経細胞:脳内の情報伝達速度左右、通り道の太さを制御するたんぱく質発見--京大
2009年11月23日 提供:毎日新聞社
 

京都大の西英一郎准教授(循環器内科学)と大学院生の大野美紀子さんのグループがマウスを使った実験で、神経細胞から伸びる「情報の通り道」の太さをコントロールするたんぱく質を見つけた。これを欠損させると通り道が細くなり、認知症の初期に似た短期的記憶の低下が見られた。認知症の治療法開発の手がかりになることが期待され、23日の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス(電子版)に掲載される。

神経細胞からの情報の通り道は「軸索」と呼ばれる長い突起とその表面を覆う「髄鞘(ずいしょう)」という絶縁体から成り、神経細胞同士を結んでいる。太いほど情報伝達が速いとされる。

グループは以前から、神経細胞に多く見られるたんぱく質「ナルディライジン」を研究。このたんぱく質を欠損させたマウスの特徴を調べ、軸索が細くなり、髄鞘も薄くなることを突き止めた。

更に、ナルディライジンのないマウスが餌の場所をどの程度記憶しているか実験。その結果、長期的記憶力は正常なマウスと変わらないのに、短期的記憶力は落ちることが確認された。【朝日弘行】


噛み合せの異常を早期に発見できる?チェックシートを考案

アブフラクション abfraction

アブフラクションとは、咬合力が原因でエナメル質と セメント質の境目にしばしば発生する欠損のことです。

咬合力によって歯頸部に引張り応力が集中し、 歯がピキピキと割れてくることによって、アブフラクションが発生します。

アブフラクションは、くさび状欠損の主な原因ではないかと考えられていますが、 歯科医師の中にはアブフラクション=くさび状欠損だと言っている人もいます。 噛み締めと除去的タイミングでのゴシゴシ歯ブラシ圧のために発生します。

アブフラクション

 


丸山咬合セミナー第2回認定セミナー
2009年11月23日

横山先生
脳の血液分布、内頚動脈、椎骨動脈により賄われる。
小脳:脳底動脈、椎コツ動脈により、
脳幹:多くのホルモンの分泌器官
間脳:免疫制御
中脳:錐体外路、セロトニン、ドパーミン、アドレナリンの分泌
橋:三叉神経などの神経核がある。体制神経と知覚神経混合。
脳幹:自律神経機能コントロール、運動、姿勢、

三叉神経:生体力学的メカニズム
筋肉の体制コントロールでは咬合筋群
いつも緊張収縮しているので、血流阻害、
      液性相関メカニズム
咀嚼運動による変化

咬合によって起こる神経反射:
歯根膜、持続性歯根膜咀嚼筋、開口、閉口、下顎張、三叉神経、下顎瞬目、三叉自律,など9つ

丸山咬合なぜ効果あるのか:
三叉N神経節を経ずに、咬合の安定が中脳路核に作用連絡する。
運動連合野までの作用関連がある。
小脳のストレス、脳幹のストレスの補正、不活性化する部位が増え、脳活性が効率的な活動になり、オーバーヒートがなくなる。
脳の活動が変化することがすべての現象を起こす。
咬合形態の情報を脳は判断している。
咀嚼と顎位の判断
これらを補正することで、(身体的、咬合的、脳神経的)、健康の改善

大川先生
モリタ友の会:ライオンガム、噛むことから健康へチョッピングからグライディング
手足から25%のフィードバックが脳に、咬合は50%フィードバックしている。
前頭連合野への作用が大きい
前頭連合野:ここは
6つの知能
言語、絵画、空間、論理、音楽、身体運動、+社会的、感情
人格を統合してコントロール、している。人たらしめる脳野
脳の中で人30%、猫7%猿12%、20年間は成長する。

:前頭連合野の除去切除での結果。ロボトミー手術の副作用で人格の欠如が起きる

HQという指標:脳の活動レベル
Humanity
ヒトらしさ
計画性、夢、願望、思考力、主体性、独創性などをあらわす。

IQg(gF):総合知能
gの因子、8つの知能、ゼネラルインテリジェンスファクター
学力達成度、職務遂行度、仕事のキャリアに*相関

ワーキングメモリ:一時の記憶貯蔵、
前頭連合野46野の認知機能担う部分。
これが増すと、IQgが増す。

(人の行動)というのは脳への
入力
プランニング、
短期記憶
行動選択
妨害排除
情報操作モニタリング
の繰り返しで、ある。

=咬合で脳を操る=
咬合是正で同様なワーキングメモリの増加、IQgの増加がみられる。
脳のアンチエイジング。若帰り
セロトニン神経を中心とする、調整神経ネットワークの安定化。
短期記憶ワーキングメモリーの増加は長期記憶も増やす。
記憶はレム睡眠だけでなく、熟睡でもあることが分かった。

共生からのアプローチ、
健康顎位矯正
直立位の安定
自律神経の安定も、

歯科は患者さんの人生そのものに関連するということを歯科医はもっと認識すべき。

=高齢者の首筋のコリと顎の偏位、欠損、補綴=
森田先生
患者が言う肩というのは首の頸椎6,7にあたり、首に関連
1000名で高齢者60歳台でのこころの問題がある人は43名いて、
健康を願わない。約10%強いるのは驚き
67欠損の方92%にこころの問題
頭痛は女性に多い。
FDで頭痛は15%くらい。普通か?
下顎のPDでは27%ある多い、次に上PD
顎のずれは90%以上にある。
PDはFDより症状が強く出る
Dよりブリッジは硬いので症状は強く出る。
未補綴の場合。上40%
第二臼歯の未で

丸山先生:学会でのデーターの表示は%でとPDとブリッジの違いなどこのデータはもっと精査考察する必要がある。

上下FDは腰にコリ

=反対咬合の審美改善の丸山咬合の有用性=

細川先生
健康顎位の是正から矯正をする。
顎位の変化、
顔橋の変化:患者のさらなる協力が得られる
咬合の変化
是正後の咬合は、臼歯ではかみ合わせがゆるくなりすき間も多くなる。
6ヶ月後には反対咬合ではなくなって、ジャンプさせる必要性はなくなる。
GPでも矯正しやすいように成る。

15歳男性:鼻炎、ウツ、全身愁訴あり、切端咬合
MPAを用いた場合、MGAは一年後に移行、8回修正
OMPA拡大スクリューをつける

21歳F切端咬合、
直接方でスライディングジグを使うと一回でMGAを

49歳女性:反対咬合、下前歯叢生、手足の冷え、腰痛
腕のしびれ、食欲不振、
18-12MFAセット19-1MFA調整
4月にMGAへ移行。症状の消失
MGA
を用いて下顎の後退で、前歯の開口が出る

20歳男性:反対咬合
MFAセット顎位でパーシャルリシェピング、

=すぐに使える矯正テクニック=
北村先生
小児
顎位是正装置MFA
顎位誘導装置MGA
咬合形態への治療
顎位への治療
咀嚼への治療

即時効果:咬合修正パーシャルリシェーピング

咬合異常、の種類
顎偏位
顎位不安定
異常咀嚼
全身健康
治療法
矯正歯列
補綴
咬合修正

小児の30%の肩こり、
うつが小学生8%(中学の20%)
良い咬合形態が良い顔面形態の成長をうながし、
それが咬合形態ニュートラルゾーンを出すl
MFAでの咬合誘導、拡大スクリュー付きのMFAウイング付きで
歯軸の並行移動
咬合湾曲の調整
咬合誘導の重要性
顔面形態が出来てからでは、遅い。

脳への栄養が行かない。ブドウ糖、だからセロトニンもできない。
子供内に治すことが重要です。

補綴は三叉Nまで考えた設計をする。

午後
=ラボとの連携=
鰐淵技工士
バイトブロック修正に数時間かかる
スピーウイルソンをダイレクトに口の中に再現するのは、難しい。
ワックスアップ(コーンテクニックの応用)
下顎から作る上完成、
下のほうが咬合学的重要で、審美的にもセラミックを使う。
上はメタルでオーケー
そのあとに仮セット、ここから問題を修正する。ここからリハビリです。

=MA療法の咬合構成からプレパレーションとメンテまで=
濱田先生
口頭間合意

獲得顎位、まだ、噛めない。
プレパレーションに入る時期
6か月たっているか、
症状の消失
P,抜歯、RCTの処置
前にすること、
バイトマテリアルで、プライマリーで賽特TM1型咬合器で、マウント、
アドバイス
副模型で、ラフプレする
プレ
大きめの上にやや小さめの下、
前のより大きい
4分割から6分割のプレ
テクの問題は、吉田ルクサテンプを使う。充填はルクサフロを使う
印象はシリコンで、再作成が可能、
咬合はすり減るので、症状が出るので、患者に話しておく!!!
ルクサにレジンはつかない
プレは歯列弓で行い一歯ではない
下は杵、上は臼の関係
プレでは立位でチェック
リテンションホールは意味ないのでグルーブで
メンテはMRAの保定装置、
キャッチ

=導入法=
椎木ご夫婦
H16
顎の偏移は舌の緊張から偏移をだす

 


タケシの家庭の医学噛みくせが原因TCHの肩こり
2012年2月1日

TCH、歯列接触癖 Tooth Contacting Habit

TCHとは、"Tooth Contacting Habit"(歯列接触癖)の略で、上下の歯を "持続的に" 接触させる癖のことです。

上下の歯の接触と聞くと一般的には「かみ締め」や「食いしばり」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際にはグッと強い力でかみ締めや食いしばりを行わなくても、上下の歯が接触する程度でも筋の緊張・疲労が生じるということで、TCHという名称が考えられました。

【TCHの問題点】

上下の歯は何もしていない時は接触しておらず、離れており、会話や食事をする際に接触する時間を含めても、接触しているのは 1日20分程度 が正常だと言われています。

上下の歯の接触時間が長くなると、筋肉の緊張や疲労、顎関節への負担が増え、起床時症状(顎の疲労感,歯の違和感,口が開きにくいなど)や顎関節症、様々な不定愁訴の原因・憎悪因子となる可能性が考えられています。

【TCHと歯軋り】

現在、歯軋り対策としては主に、マウスピースの装着や咬合調整が行われていますが、いずれも歯軋りを止めることができるというエビデンスは無く、場合によっては後戻りできない問題が発生するリスクもあります。

このように決定的な対策が無い歯軋りでしたが、日中のTCHを軽減させることで夜間の歯軋りも軽減され、顎関節症や様々な不定愁訴が軽減する可能性が考えられています。(現時点ではあくまでも可能性です)

TCHを是正すれば絶対に歯軋りや顎関節症が治るというエビデンスはまだありませんが、TCHの是正は器具を装着したり、歯を削ったりする必要が無いので、まず試してみると良いと思います。

【TCHの改善法】

TCHを行っている人の多くはその自覚が無いため、まずは「上下の歯が接触している」ことを自覚し、TCHをしていることに「気が付く」ことが大切です。

TCHはテレビを見ている時や長時間パソコンをしている時などに起こりやすいので、テレビやパソコンの隅に何らかのシールや写真などを貼っておき、それを見たら上下の歯が接触していないかどうかを確認し、もし接触していたら離すということを繰り返すという方法があります。(リマインダー)

ただし、TCHを意識しすぎるとそれがかえって疲労感を作る原因になってしまうこともありますので、意識のしすぎには注意が必要です。

また、TCHの改善指導を行っている歯科医院も今後増えてくると思いますので、そういった医院を受診することがベストです。

【お勧めの本】

・完全図解 顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本

TCHの名づけ親でもあり、日本有数の顎関節症治療実績を誇る東京医科歯科大学 顎関節症治療部の准教授が書かれた本です。

学問的背景に裏打ちされ、高額な費用が掛からない方法や、実際にTCHの相談ができる医院のリストなども掲載されています。

本の値段も非常にリーズナブルですので、歯軋りや顎関節症でお悩みの方だけでなく、ぜひ歯科医師や医療関係者にも読んで頂きたい1冊です。

⇒参考:次世代の顎関節症を考える会




咬合力
13-5


破折
噛みしめや 食いしばりなどの癖のある人は、
永い間の繰り返しの力で、根が破折します。
神経治療を受けた場合は、破折予防のために、ナイトガードを一緒に作成し、
一生使いましょう。自分の歯の磨滅も防止出来ます。
12-3


破折

歯の咬合面に挿入接着されたインレーです。そのために、歯のエナメル質や、
歯の象牙質までに歯を割るような力が発生します。数か月は接着していても、
数年後には、はまって、居るだけの金属が、
くさび効果でやがて歯を割るのです。
12-3


顎関節症の症例

ある歯科医院に、顎関節症に悩む患者さんが来院しました。

彼女の年齢は47歳。

かれこれ10年以上も、顎関節症による以下の症状に悩まされています。

  • 大きく口をあけると両側の顎に痛みを感じる
  • 突然、めまいを感じることが多々ある
  • 不眠
  • 偏頭痛
  • 突発性の難聴
  • 手足のしびれや痛み

どの医院に行っても「原因不明」と診断され、効果的な治療が受けられない10年間。

もはや、この患者さんの心身は崩壊し、半分寝たきりの生活をよぎなくされていました。

しかし、何ということでしょうか。

どの医院でも治せなかった彼女の症状が、
ある歯科医院で作ったスプリントを装着するだけで、劇的に改善したのです。

しかも、たった4回の通院で…

それは、特殊なスプリントが治療の秘訣でした…

スプリント療法は、顎関節症治療において一般的な治療法です。

先生も、これまでに何度か実践されたことがあるかもしれません。

しかし…

  • 原因を予測して、マウスピースを作ったが効果が得られない…
  • マウスピースを何度調整しても、症状が改善しない…
  • MRIやX線、顎模型でも診断したのに、思うような結果が得られない…

このような経験をされたことがあるかもしれません。

であれば、今からのお話は重要です。

なぜなら、顎関節症のスプリント療法がうまく行かない理由には、意外な事実があるからです…

それは、従来のマウスピースでは逆効果という衝撃の事実

従来のマウスピースでは、顎関節症を治療できないだけではなく、
症状を悪化させるリスクがあると…

「睡眠中のくいしばり」が、顎関節症を悪化させる大きな原因と判断されました。

従来のマウスピースは、サイズが大きすぎるため、咬合の設置面積が大きく、
睡眠中のくいしばりを促進してしまう傾向を、多くの症例から確認できたのです。


つまり、従来のマウスピースを就寝時に使用させると、
くいしばりが悪化し、顎関節症がひどくなるということ。


“この2つの装置が、劇的な治療効果の秘訣です…”

では、具体的にどのような装置を作製すればよいのか?

一つ目のの装置は、就寝時に装着するためのスプリントです。

結論から言えば、このスプリントを装着すると、
顎関節症の大きな原因である、「睡眠中のくいしばり」が防げます。

その結果、3~4回の通院で、患者さんの顎関節症が改善してしまいます。

では、どのようなスプリントが、睡眠中のくいしばりを防ぐのか?

それは、通常よりも小さく、しかも、上顎の前歯だけに装着させる装置でした。


“就寝時のくいしばりを改善する前歯スプリント”

この装置は前歯スプリントと呼ばれます。

この前歯スプリントを使えば、顎関節症の大きな原因である
睡眠中のくいしばりを防ぎ、顎関節症は劇的に改善します。

初診時に就寝時用スプリントを渡し、装着を誘導しますが、
それだけで、症状の20~50%は回復が得られています。

信じられないかもしれませんが、就寝時用スプリントを上顎に装着させるだけで、
これまでに3,000人近くの顎関節症患者が、3~4回の通院で、
その症状を改善
することに成功しているのです。

MRI検査も、顎模型も、X線も必要ありません…

もう一つの装置は、下顎に装着する昼用のマウスピースです。

昼用のマウスピースは、特別な診断を元に作成・調整されます。

そのポイントは、患者さんの身体バランスに注目すること。

顎関節症の原因は、くいしばりだけではなく、
下顎のズレも、大きな原因なのです。

そして、下顎のズレが身体バランスにズレを生み、
身体バランスのズレが、不定愁訴を促すとおっしゃいます。

つまり、身体バランスを適切に視診、触診すれば、下顎にどのようなズレがあり、
下顎のマウスピースにどのような調整をすればよいかがわかるということ。

模型やMRI、エックス線などで、顎関節を細かく診断するよりも、身体バランスを診断した方が、
下顎のズレについて、より信憑性の高い情報が、ダイレクトに得られるのです。


そして、治療効果の高い下顎のマウスピースが作製・調整できるようになるのです。


“下顎のズレを改善する、昼用マウスピース”

そして、他院ではどうすることもできなかった患者さんを、治療することに成功されています。

しかも、平均4回の通院で…

2017.03.30